2013年06月13日

マルティン・ベックシリーズ最高傑作「笑う警官」を観る。

笑う警官.jpg
「TSUTAYA発掘良品」のDVD、「マシンガン・パニックー笑う警官ー」を観る。
本作はスウェーデンのマイ・シュヴァル&ペール・ヴァールー夫妻作家による「マルティン・ ベック」シリーズ4作目の最高傑作といわれている「笑う警官」をハリウッドが映画化したものです。
原作はストックホルムが舞台ですが、映画では70年代の退廃としたサンフランシスコが舞台。冒頭で起こる路線バス内でのマシンガン乱射シーンは壮絶で、バイオレンズ映画のような迫力。なまじCGなどない分、よりリアルです。そしてここから始まる刑事たちの緻密な捜査展開。なぜ、射殺死体の中に非番の同僚刑事がいたのか!?
ヤク中の無差別殺人と思われていたのが、事件は意外な方向に・・・・。
刑事としては優秀なマルティン・ベック警視(映画では ウォルター・マッソー演じる〈マーティン刑事〉)だが、私生活では家族とは上手くつきあえない中年男の心理描写が味わい深く表現されており、さすが正統北欧ミステリーの原作だけあって、シリアスなストーリー展開は心にしみます。映画も原作に劣らぬ秀作です。

なぜ映画のタイトルが「笑う警官」ではなく「マシンガン・パニック」なのか?
たぶん原作を知らない人には、ちょっと意味不明なタイトルだし、この頃「サブウェイ・パニック」とか「パニック・イン・スタジアム」「パニック・イン・テキサスタワー」とかのパニック物が流行っていたからかもしれません。ちなみに日本では劇場未公開でソフト化もされていないのですが、『パニック・イン・テキサスタワー」もいい映画です。1966年テキサス大学で起きたテキサスタワー乱射事件を題材にしたもので、特殊部隊SWATが創設される契機となった事件でもあります。
映画『フルメタル・ジャケット』のなかで海兵隊の教官が「あの犯人は500ヤードの距離で柱の陰に隠れていた警官を撃ち抜いた。あいつはどこで射撃を習った? もちろん海兵隊だ!」と、叫ぶシーンがありました。


posted by ツルカメ at 16:24| Comment(0) | 映画のお話・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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