2013年11月02日

姿は花だが、心は鬼・・・・・・・。

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今日11月2日は二十四節気の霜降の末候、七十二候では楓蔦黄(もみじつたきばむ)。
もみじや蔦が黄色く色づき始める時候です。
ちなみに楓(かえで)など赤くなるものが「紅葉」。銀杏(いちょう)など黄色くなるものが「黄葉」。
そして「紅葉」、「黄葉」ともに「もみじ」と呼ぶそうです・・・・・・(う〜ん ややこしや!)

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浮世絵 歌川国芳 ー平維茂と悪鬼ー『本朝武者鏡』
■この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 ー三橋鷹女ー
激しい表現と前衛性、そして幽玄の美に突出した俳人 三橋鷹女(みつはし たかじょ)の代表的な句です。
「紅葉の美しさに魅せられて、もしこの樹に登ったら、私は間違いなくあの鬼女となるに違いない。そんな夕日に照り映える紅葉よ」
平維茂(たいら の これもち)の鬼退治を描いた、能の「紅葉狩(もみじがり)」を題材に詠んだ鷹女の句と言われています。

■姿は花だが、心は鬼・・・・・・・。
その昔、第六天の魔王に祈願した結果、この世に生を受けた「紅葉」という美貌の女人がいた。貴族の正妻のもとに奉公するが、やがてその地位を手に入れるため正妻を暗殺しようとするが陰謀が発覚。比叡山の僧に「姿は花だが心は鬼と」告げられ、戸隠山中に幽閉されてしまう。
やがて「紅葉」は生まれつきの鬼の本性が現れ、山賊たちと徒党を組んで村の住民を喰らう食人集団となりはてる。
そして「紅葉」と山賊達を討伐する命を帯びて、平維茂が鬼と化した「紅葉」と対決し、討ち取るに至った、と伝えられています。
これが鬼女紅葉伝説 『北向山霊験記・戸隠山鬼女紅葉退治之伝』として伝えられているお話です。
今でも長野県長野市鬼無里では「鬼女もみじ祭り」が催されています。


posted by ツルカメ at 21:40| Comment(0) | 七十二候 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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