2013年11月17日

水面に映る我が身に恋したナルキッソス・・・・・。

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■金の杯、銀の台
今日11月17日は二十四節気の立冬の末候 、七十二候では金盞香(きんせんかさく)。
ここで言う金盞香はキク科のキンセンカではなく、水仙(スイセン)のことをいいます。
昔の中国では水仙の花の黄色い部分を金杯、白い部分を銀台にたとえ金盞銀台(きんせんぎんだい)と呼んでいたそうです。

■水辺の仙人
ちなみに「スイセン」という名は、中国での呼び名「水仙」を音読みにしたものだそうです。
「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来するもので、水辺で咲く姿を仙人にたとえたもので、 別名「雪中花」とも。

■自分自身に恋したナルキッソス
「水仙(スイセン)」の学名【Narcissus 】はギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソス(ナルシス)に由来するそうです。その美貌ゆえ、多くの女性から言い寄られたものの、高慢な態度ではねつけたため、復讐の女神ネメシスにより、水鏡に映った自分自身に恋をしてしまいます。しかし水面の中の美しい人は、決してナルキッソスの想いに応えてくれはしません。やがて彼は憔悴のあまり死んでしまいます。
そしてその魂が、水辺の近くでうつむきがちに咲く水仙に変わったという言い伝えが生まれました。

今も水面に映る、自分の美しい姿を覗き込むかのように咲く水仙。ナルキッソスは永遠に応えてはくれぬ自分の姿に「愛の言葉」を語りかけているのでしょう・・・・・・。

「水仙や誠は水の花なるに」  ー加賀千代女(かがのちよじょ)ー


posted by ツルカメ at 22:35| Comment(0) | 七十二候 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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