2013年11月27日

老画家ベアマンが描いた「最後の一葉」は希望か絶望か?

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今日11月27日は二十四節気の小雪の次候、七十二候では朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)。
冬に吹く北西方向からの冷たい季節風(北風)が街路樹などの木の葉を払いのける時候です。

■オー・ヘンリーの名作「最後の一葉」。
北風が吹いて、木の葉が散ってゆくこの季節。想い出すのがオー・ヘンリーの短編小説「最後の一葉」。私らの年代では、学校の教科書に掲載されておりました名作ですネ!

ワシントン・スクエアの古びた安アパートに暮らす、女流画家のジョンジーとスー。ある日ジョンジーが肺炎を患い、窓から見える煉瓦の壁を這う枯れた1枚の蔦の葉が散ったら「私も死ぬ!」とスーに言い出した。
それを聞いたスーは、階下の飲んだくれの老画家ベアマンにそのことを話すが、老画家は「馬鹿げた話だ!」と罵るばかり。
それから何日か激しい雨風の日が続いたが、最後の一枚になった蔦の葉は散ることがなかった。
そしてジョンジーもいつしか、散ることのない葉に勇気をもらい元気になったが、実は壁に残った最後の一葉は、嵐の夜にベアマンが描いた絵であることを知る。そしてベアマンが肺炎を患い死んでしまったことも・・・・・・。

この話は、死ぬ間際にやっと傑作を描くことができた、ある老画家の生き様かも知れない・・・・。
また老画家ベアマンの崇高な自己犠牲の話かも知れない・・・・。

2年くらい前の新聞の書評に、この「最後の一葉」について書かれていた記事がありました。
執筆者は「ベアマンがジョンジーに残したのは希望か絶望か?」という内容だったと思います。

たしかにジョンジーはベアマンの描いた絵によって「生きる希望」を得ることができたが、自分の愚かな考えで、老画家を殺してしまった彼女には、深い絶望が残っただけではないかと・・・・・・・・・・。


posted by ツルカメ at 21:44| Comment(0) | 七十二候 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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