2013年12月03日

枝に霜降れど いや常葉の木

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昨日12月2日は二十四節気の小雪の末候、七十二候では橘始黄(たちばなはじめてきばむ)。
橘の葉が黄葉し始める時候です。

■橘は 実さへ花さへ その葉さへ 枝に霜降れど いや常葉の木 ー聖武天皇 巻六 1009ー
ミカン科ミカン属の常緑小高木で柑橘類の一種である橘(タチバナ)。学名はCitrus(シトラス)。
みかんの様な実ですが、かなり酸っぱくて食べられないようです。
また実や花も美しいですが、常緑の葉は「永遠」を意味し、とても喜ばれたそうです。

「橘は 実さへ花さへ その葉さへ 枝に霜降れど いや常葉の木」
タチバナは実も花も葉もりっぱであるが、その上、冬になって枝に霜が降りるようになってもますます栄える木である。
聖武天皇が、葛城王(かつらぎおう)が臣籍に下り、橘姓を賜った際に、橘家がいつまでも栄えることを願って詠まれた歌だそうです。
また古事記にちなんで、京都御所紫宸殿に植えられている「右近の橘」も有名です。

「香り立つ花」→「タチバナ」と言われるように、古来から和歌にも「「橘の花は昔を思い起こす」という主題で多く詠まれています。
花の咲く時期は5〜6月頃ですが、その香りをかげば、昔の愛しい人の香りがするかも知れません・・・。


posted by ツルカメ at 22:35| Comment(0) | 七十二候 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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