2013年12月12日

日本獣害史上最大の大惨事!「三毛別羆事件」

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今日12月12日は二十四節気の大雪の次候、七十二候では熊蟄穴(くまあなにこもる)。
熊が寒い冬を乗り越えるため、穴に隠れ冬ごもりする時候です。
ちなみにリスなどは冬眠中に叩いても目を覚まさないそうですが、熊は眠りが浅く小さな物音や匂いなどで目を覚ましてしまうそうです。

■北海道の開拓村を恐怖のどん底にたたき込んだ大惨事!
なんらかの理由で冬眠をし損ねたクマを猟師のマタギたちは「穴持たず」と呼ぶそうです。
吉村昭の小説「羆嵐(くまあらし)」は、その「穴持たず」の凶暴な羆(ヒグマ)を題材にした実際に起きたドキュメンタリー長編です。
日本獣害史上最大の惨事は大正4年12月、北海道天塩山麓の開拓村に一頭の「穴持たず」の羆が出現したことに始まります。そしてわずか2日間に6人の男女を無惨に殺害。野生の猛獣の前に、なす術のない村人たち。
沈着冷静な吉村氏のタッチがより一層この事件の壮絶さを物語っています。

実際の事件では、旭川の陸軍第7師団から歩兵第28連隊が事件解決のために投入され、将兵30名が出動。そして若い頃に鯖裂き包丁一本でヒグマを倒し「サバサキの兄」と異名を持つ伝説のマタギ「山本 兵吉」が死闘の末、重さ340kg、身の丈2.7mにも及ぶ、エゾヒグマを仕留めます。

本書はドキュメンタリーを越えたドキュメンタリー小説! まさに吉村昭の会心の一撃!!


posted by ツルカメ at 22:32| Comment(0) | 七十二候 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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