2014年01月24日

「書」と「剣」。共に最高奥義は同じである!

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チャン・イーモウ監督の「英雄(ヒーロー)」。

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ジェット・リーをはじめトニー・レオン、マギー・チャン等豪華キャストの勢揃い。
以前、NHKの「シリーズ世界遺産100」にて“漢字の未来をこの筆に〜中国の書法”という番組を観ました。
日本では「書道」という言葉で呼ばれていますが、中国では「書」または「書法」と呼ばれ2009年に無形文化遺産に登録されています。
漢字が生まれて3000年。中国には書法専門の大学があり、その入試倍率は40倍にもなる難関だとか。
番組で紹介された浙江省・紹興市の蘭亭書法芸術学院は、中国各地で書の天才といわれた若者が集う場所で、ここから“書聖”とうたわれた第二の「王羲之(おうぎし)」が誕生していくのでしょう。

「書法」といえば想い出すのが、2003年に公開された香港・中国合作映画の「英雄(ヒーロー)」。中国最強といわれ、秦王(後の始皇帝)の命を狙う3人の刺客を倒したジェット・リー扮する「無名(ウーミン)」が、秦王に謁見を許され3人の刺客を倒した経緯を語ってゆく物語です。

「書」と「剣」の最高奥義は同じである。
それは共に“無”の境地を悟るものなのだ。

そしてその3人の刺客の中で、最も最強の刺客を演じるのが「書法」から「剣」の奥義を悟ったトニー・レオン扮する「残剣(ツァンジェン)」です。
“無”の境地を悟った「残剣」は、秦王を暗殺することが過ちであることに気付きます。秦王が中国全土を統一するこで天下泰平になるのだと・・・。

そして秦王に謁見しにいく無名に、残剣ははなむけの書を贈ります。
それは砂の上に剣で書かれた「天下」という言葉。その文字を見た無名は何を悟ったのか・・・・・。そして秦王に謁見した無名が最後にとった行動は・・・・・。

とかく派手なワイヤーアクションや斬新なCG効果、そして映像の美しさが取り沙汰された映画ですが、その実は非常に奥の深い物語であり、また中国の「書」の奥深さにも感心させられる映画です。

「言霊」そして「書霊」。
TVの「シリーズ世界遺産」の最後に、現代中国を代表する書家のひとりがこう語っています。
「3000年の歴史を誇る漢字文化は、大国アメリカにはない。漢字パワーでアメリカを圧倒したいという想いが、中国政府にはあるはずだ!」
恐るべし中国、いや「漢字」パワー。
「言霊」という言葉があるように、「書霊」というパワーも実際にあるのかも知れない・・・・(TVドラマ「トリック」の山田の母親、山田里美のような)。



posted by ツルカメ at 13:03| Comment(0) | 映画のお話・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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