2014年03月25日

沈丁花 みだれて咲ける 森にゆき ・・・・・

沈丁花.jpg
小さい頃から、よく近所に沈丁花(じんちょうげ)の花が咲いていました。
今の住まいも越して来て30年近くたちますが、この時期になると沈丁花の甘いお香のような香りが漂ってきます。
個人的には桜より、沈丁花のほうが大好きで、あの香りを嗅ぐと「あ〜春だなぁ」と感じます。

「沈丁花 みだれて咲ける 森へ行き 我が恋人は 死になむといふ」 若山牧水
ちょっと意味深な牧水の詠んだ短歌です。
沈丁花が咲き乱れる森へ行き、私と一緒に死のうと恋人は言う。的な意味なのでしょうか?沈丁花の咲き乱れる森へ行くのは賛成ですがネ・・・。

ギリシャ神話の「アポロンとダフネ」
沈丁花の学名は【Daphne odora】。Daphne(ダフネ)とはギリシャ神話に登場する女神で、「月桂樹」のギリシャ名にもなっています。

ある日、悪戯にエロス(キューピッド)が放った「恋に陥る矢」が、アポロンに刺さり、「恋を拒む矢」が川の神の娘ダフネに刺さってしまいます。
その瞬間、アポロンはダフネに恋をし、ダフネはアポロンを拒みます。どこまでも追いかけてくるアポロンに、ダフネは川の神である父親に助けを求めます。
すると父親はダフネを月桂樹に変えてしまいます。
嘆き哀しむアポロンは、ダフネの月桂樹の葉で冠を作り、それを頭に生涯かぶることにしたそうです。

ちなみに沈丁花の花言葉は「栄光」「不死」「不滅」「歓楽」「永遠」
牧水が詠んだ短歌においても、ギリシャ神話のアポロンにしても、愛は「歓楽」であり「永遠」そして「不滅」なものなのです。

沈丁花2.jpg

沈丁花3.jpg
イタリアの彫刻家、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの「アポロンとダフネ」。
ダフネが月桂樹へと変身していく一瞬を見事に作り上げた、「芸術の奇跡」と絶賛される傑作です。


posted by ツルカメ at 22:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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