2014年08月11日

お露、新三郎 悲恋のラブストーリー

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浮世絵:月岡芳年『ほたむとうろう』新形三十六怪撰

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浮世絵:歌川豊國『怪談 牡丹燈篭』娘之像 秘本 開中鏡』中巻より。
今日8月11日は、「大圓朝」と呼ばれた「落語中興の祖」、三遊亭圓朝の圓朝忌。
滑稽噺よりも人情噺や怪談噺や怪談噺などを得意とした圓朝。
『牡丹燈籠』 『真景累ヶ淵』 『怪談乳房榎』等の怪談噺を生み出します。
なかでも『牡丹燈籠』は「四谷怪談」や「皿屋敷」と並び、日本三大怪談と称せられる傑作。

上野の八ツの鐘がボ〜ンと不忍池に鳴り響くと、
カラン、コロンとどこからとなく駒下駄の音が静かに鳴り響くのでございます。

中国伝来の怪談話に、実話の旗本お家騒動を絡ませた怪談噺に人情噺を取り入れた『牡丹燈籠』 。
萩原新三郎に恋したあげく焦れ死にしてしまう旗本の娘お露。
やがてお露は、後を追って死んだ下女お米とともに、夜な夜な、牡丹灯籠を手にして新三郎のもとに通うようになるのです・・・・・・・。
新三郎はやがて、お露が亡霊だと知らされるが、金に目のくらんだ下働きの伴蔵の裏切りにより、亡霊となったお露に取り殺され、二人仲良くあの世へ逝ってしまいます・・・・・・・・映画やTVなどでお馴染みの「牡丹燈籠」。たいていのお話はここで終わってしまいますが、まだまだ続きがあります。
圓朝はこの怪談噺に、得意とする仇討や殺人、母子再会などの人情噺を取り入れ、多くの事件と登場人物が複雑に絡み合う一大ドラマに仕立て上げました。
お露と新三郎の悲しき恋物語に始まり、やがて人間の恐るべき因縁と業が絡まり合う、修羅の世界へ。 そして自己犠牲と忠義によって結ばれる感動のラスト。
三遊亭圓朝の古典落語の名作です。

上の浮世絵師:歌川豊國の『怪談 牡丹燈篭』娘之像。恋しいお露と思い逢瀬を楽しんでいた新三郎ですが、抱いていたのは亡者となったお露の骸骨。
後の屏風に読めませんが一休禅師のお言葉が・・・・
「骨隠す皮には誰も迷ひけり 美人と言ふも皮のわざなり」
さすが一休禅師!



posted by ツルカメ at 22:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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