2014年09月20日

世界のUTAMARO

歌麿.jpg
浮世絵:喜多川歌麿 「合わせ鏡のおひさ」
葛飾北斎と並び、国際的に有名な「UTAMARO」こと浮世絵師、喜多川歌麿。
安永4年(1775)北川豊章の画名で浮世絵界にデビューし、天明2年(1782)喜多川歌麿に改名。
版元蔦屋重三郎と組んで刊行した美人大首絵シリーズで、美人画絵師歌麿の名を江戸中に轟かせます。
しかし晩年は幕府が禁忌とする「太閤記」関係の錦絵「太閤五妻洛東遊観之図」を制作したことにより、入牢3日、手鎖50日の刑にあい、その2年後の文化3年9月20日、失意の内に54歳でその生涯の幕を閉じます。
現代においても浮世絵、艶本の第一人者であり、その肉筆画や春画は今でも世界的に「UTAMARO」の名で異彩を放ち続けています。

しみじみとした、男の情と女の性
今日の1冊は藤沢周平の喜多川歌麿女絵草紙 。
歌麿と浮世絵のモデルになった女たちとの、しみじみとした大人の男と女のお話しです。
藤沢文学らしい、とっても沁みる話しです。

ちなみに上の浮世絵は、寛政の三美人のひとり「高島屋おひさ」を描いた絵です。モデルとなった「おひさ」を正面ではなく後から描くことによって、合わせ鏡に写る憂いをおびた顔と、襟足のゾクリとする色香を強調した構図は見事としか言いようがありませんネ。


posted by ツルカメ at 21:19| Comment(0) | 本のはなし・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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