2014年11月15日

坂本竜馬は英雄なのか・・・・

竜馬1.jpg
慶応3年11月15日、京都河原町の蛸薬師にて、突然の侵入者に額を深く斬られ、即死に近い状態で絶命した坂本竜馬。満31歳という若さで、この世を去った幕末の英雄。
竜馬といったら、やはり司馬遼太郎の代表作「竜馬がゆく」を思いだします。
学生時代は、この「竜馬がゆく」と新田次郎の「孤高の人」が私にとってのバイブルで、とくに司馬遼太郎の描く竜馬像には感化されたものでした。

竜馬は幕末の英雄なのか
「竜馬がゆく」は1962年から66年までの4年間、産経新聞に掲載されたもので、現在においても単行、文庫本ともに改版されている超ベストセラー小説。学生時代は無我夢中で読みふけり、「坂本竜馬」=「幕末の英雄」というイメージが自分の頭の中で膨らんでいましたが、いつ頃からか、その竜馬像のイメージに疑問を持ち出すようになりました。

フィクションとノンフィクションのはざま
司馬遼太郎の描く歴史観において、専門家の間では「司馬史観」とし論争の対象となることがあります。
司馬自身も自分の作品はフィクションであり、ノンフィクションではないと言ってはおりますが、やはり世間一般でイメージされる竜馬像は司馬の描いた「竜馬がゆく」の竜馬であることは否めない事実でしょう。

歴史の真実から見る竜馬像
竜馬が起草したといわれる「船中八策」も近年の研究で、竜馬が書いたものではないというのが濃厚のようであり、また竜馬が万国公法を基に紀州藩と裁判を起した「いろは丸沈没事件」も、あきらかに非があるのは海援隊の「いろは丸」の方であるとか・・・・。
また「竜馬がゆく」の中に登場する、座右の銘である「世に生を得るは、事をなすにあり」という言葉も、竜馬が言った言葉ではないとか・・・・。

あくまでも司馬遼太郎が言うように、小説はフィクションであるということを踏まえて、冷めた眼で読む事も必要であると痛感する今日この頃でございます。


posted by ツルカメ at 23:05| Comment(0) | 本のはなし・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。