2014年12月28日

恋に燃えた八百屋お七!

お七1.jpg
浮世絵:歌川豊国 「櫓のお七」
旧暦天和2年12月28日は、死者約3,5000名を出したといわれる天和の大火(てんなのたいか)が発生した日。
駒込の大円寺から出火したとされ、28日正午ごろから翌朝5時ごろまで延焼し続けたそうです。
世に言う「お七火事」で、人形浄瑠璃や歌舞伎で有名な、惚れた男会いたさに江戸の町に火を放ち、雪降る中、振袖姿で火の見櫓に登って半鐘を叩くアレでございます。(お七はこの火事で焼けだされ、その時避難先で出逢った寺小性に一目惚れ。そこでもう一度火事が起きたらまた逢えるかも知れないと、寺小姓に会いたい一心で自宅に放火したわけです。幸いボヤですんだそうですが、お七は放火の罪で鈴ヶ森刑場で火あぶりに処されました。身も心も恋に燃えつきてしまったわけです。)


お七2.jpg
浮世絵:歌川 国芳「八百屋お七 岩井半四郎」
八百屋お七といえば、紅と浅葱(あさぎ)の染分地に鹿子絞(かのこしぼり)で麻葉繋をあしらった黒衿掛けの振袖姿が歌舞伎や浄瑠璃では定番だそうです。
上の国芳の浮世絵は、江戸時代後期、女方の名手といわれた五代目岩井半四郎が歌舞伎『其往昔恋江戸染』(そのむかしこいのえどぞめ)で八百屋お七を演じたときに着て人気を博し、多くの女性に着られるようになった文様だそうです。

彼氏を振る、彼女に振られるの「振る・振られる」の語源
江戸時代、振袖には恋の合図が隠されていたそうです。女性から思いを伝えることがタブーとされていた時代、芸子たちは袖を振ると愛情を示す、袖にすがると哀れみを請うサインとしていました。これを未婚の娘たちが真似をし、大流行したのです。
男性からの求愛に対し、「好き」と伝えるときは振袖の袂を左右に、「嫌い」と伝えるときは振袖の袂を前後に振って意思表示をしました。
現在、恋愛関係で「振る」「振られる」という言葉が使われるようになったのは、これが語源だそうです。

とりあえず空気が乾燥しているこの季節、恋心に火はつけても、くれぐれも火事には気をつけましょう!


posted by ツルカメ at 20:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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