
今日も1日雨降り・・・・・。
家の前の道端で蝸牛(かたつむり)を発見しました。
貝殻をつまんで持ち上げようとしましたが、意外と強力に地面にへばり付いておりました。
雨の中、ノロノロと二本の角を動かしながら悠然と歩いています。
中国,戦国時代の思想書「荘子」の寓話に〈蝸牛(かぎゅう)角上(かくじょう)の争い〉というお話があります。蝸牛(かぎゅう)とはかたつむりのこと。
蝸牛の左の角には『触氏』という領土があり、右の角には『蛮氏』という領土がありました。おたがい小さな国を争って、死者数万人を出したというお話です。
小さな蝸牛(かたつむり)の角の上で争うということは愚かなこと。
視点を広大な宇宙においたら、人間界の戦争なんて、所詮、かたつむりの争いにすぎないということでしょうネ。