2015年09月17日

やまない雨はないのです・・・・・・・

雨1.jpg
関東地方は1日中冷たい雨。天気予報によると、今夜から明日の未明にかけてまだまだ降り続くそうです。

こういう憂鬱な日には、この映画が1番!
小泉 堯史監督の「雨あがる」。
もう何十回と観ましたが、この映画を観終わると実に気分が晴れ晴れいたします。

山本周五郎の原作も素晴らしいし、黒澤明の脚本も良いですが、小泉 堯史監督の演出がまた素晴らしいです。
寺尾聡演じる主人公の三沢伊兵衛。無外流居合いの達人であるが、あまりの強さにあっけなく相手を倒してしまう。おまけに謙虚で優しすぎるため、負けた相手に気を遣いすぎ、かえって自尊心を傷つけてしまい、剣術指南役の職についても長くは続かない。
そしてそんな夫を支えながら連れ添って旅を続ける妻の「たえ(宮崎美子)」。

この二人がまた、実に惚れ惚れいたします。

長雨で川を渡れず、安宿に逗留している貧しい人々に、賭け試合で手にした金で御馳走を振る舞う伊兵衛。
武士としては恥ずべき行為の「賭け試合」であるが、武士であるまえに、「人」として生きようとする伊兵衛。
そしてその行為を最初は反対していた妻のたえも、しだいに伊兵衛の気持ちを察するようになります。

ラスト、伊兵衛の「賭け試合」を咎める藩の使者に、「夫が〈何をしたか〉ではなく〈何故したのか〉が貴方達のような石頭にはわからないと」言い放つたえには爽快です。

映画の冒頭、傘をさしながら「やまない雨はないのです・・・・」とつぶやく伊兵衛。
そう! 絶対、晴れ晴れとした青空はやってくるのです。





posted by ツルカメ at 23:52| Comment(0) | 映画のお話・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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