2015年12月31日

猿に始まり、狐に終わる・・・・・・

猿1.jpg

早いもので、今日はもう大晦日。
今年も1年が「アッ!」という間に過ぎさろうとしています・・・・・・・。
とくに良い事があった1年ではありませんが、家族が皆何事もなく暮らすことができれば、それで良しでしょう。

ところで来年の干支は「申(さる)」。
本来の読みは「しん」で、稲妻を描いた形で「雷」の原字だそうです。
漢字の意味は「草木が伸び、果実が熟成してゆく様子」。 動物の「猿」とはまったく関係がありません。
ちなみに十二支もアジア圏では動物の種類も異なり、豚や猫、水牛やヤギが使われている国があるそうです。

十二支の本来の意味を考えると、「じゃあ〜 猿はなんじゃ!」になっちゃいますネ。

まぁ、お猿といえば狂言では「猿に始まり、狐に終わる」と言われます。
猿「靭猿(うつぼざる)の猿役」に始まり狐「釣狐(つりぎつね)の狐役」に終わる。

猿2.jpg
狂言「靭猿」
狩りに出かけた大名が、毛並みの良い猿を連れた猿曳(さるひき)に出会います。
大名は猿曳に、自分の靭(矢を入れて背負う道具)に猿の皮をかけたいので、その猿をよこせと言います。
泣く泣く猿曳が一打ちで猿の命を絶とうとすると、振り上げた打杖を取って舟を漕ぐ芸を始める猿。
そのいじらしい姿に、何があっても殺すことはできないと泣き崩れる猿曳。
それも見ていた大名ももらい泣きし、猿の命を助けることにしました。喜んだ猿曳は大名への御礼に猿歌を謡い、猿に舞を舞わせます。猿の舞に興じた大名は猿曳に扇や小刀、装束などを与え、自分も猿と一緒になって舞うのでした。 メデタシ、メデダシ!

猿回しはインドで発祥し、中国、シルクロードを経て日本へ伝わったと言われています。
サルはウマを守るといわれ厩(うまや)の守護をするもので、日本では鎌倉時代の初期に、当時の武家にとって戦役・物資輸送として重要視されていた馬の疫病退散・守護のために猿まわしが行われたそうです。

猿3.jpg
橋本関雪:「意馬心猿」図

「意馬心猿(いばしんえん)」
馬が興奮して暴れまわるように、煩悩の欲望に心が乱されて気持ちが落ち着かない。
そして猿が激しく騒ぐ猿ように、情欲の欲望に心が乱されて気持ちが落ち着かない。

今年も除夜の鐘の音とともに、数多くの煩悩を消し去りますか・・・・・!






posted by ツルカメ at 12:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。