2016年02月03日

追うモノが、追われるモノに・・・・・・

鬼やらい1.jpg
今日は節分。 「鬼は〜〜外、福は〜〜内!!」の豆まきの日です。
もともとは宮中の年中行事で、大晦日に悪魔を祓い悪疫邪気を退散させる「追儺(ついな)」という中国から伝わった儀式がルーツです。

四つ目の、恐ろしい顔の方相氏
そして悪魔払いをする呪師が「方相氏」と呼ばれ、四つの目で四隅に蔓延る邪気を追い祓うことができます。
この行事では、8人の童子を引き連れ、手に持った矛で盾を打って「鬼やらう〜〜!」と大声で叫ぶそうです。

鬼やらい2.jpg
ところが平安時代末期になると、邪気を追い払うはずの方相氏が、追われる側の邪気になってしまいます。
その理由は、もともと追われる邪気に具体的な姿がなく、追う側の方相氏の恐ろしい異形の姿が、いつしか邪気に転換されてしったとか・・・・・・・。
いまではすっかり「鬼」にされてしまった、方相氏。
とても可哀想なお話でございます。

ちなみになぜ豆をまくかというと、「魔(ま)が滅(め)する」という説もあるとか。

年ごとに 人はやらへど目に見えぬ
心の鬼はゆく方もなし

(賀茂女集)

毎年毎年、鬼に扮した人は追い払うことができるけれど、目に見えない心の中の鬼はどこへも追いやることはできないものだ。

安倍晴明の師匠ともいわれる、陰陽師 賀茂 保憲(かものやすのり)の娘、賀茂保憲女が詠んだ短歌です。
ホント、心の中の「鬼」は哀しいかな、消し去ることができませんネ。



posted by ツルカメ at 16:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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