2016年04月02日

大人の絵草紙「マッチ売りの少女」

マッチA.jpg
今日は「国際こどもの本の日」。
1805年4月2日にデンマークの童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンが生まれたことにちなんで制定されたそうです。
アンデルセンといったら、「人魚姫」「裸の王様」「みにくいアヒルの子」
「マッチ売りの少女」等の名作を数多く生み出しました。
中でも「マッチ売りの少女」は何度読んでも泣いてしまいます・・・・・。

でも今日ご紹介する「マッチ売りの少女」はアンデルセンではなく、文/野坂昭如+絵/米倉斉加年が描いた「大人のための絵本・マッチ売りの少女」です。
戦後の焼け野原の荒んだ社会に生きる、主人公「お安」。
汗と泥にまみれた半天一枚、半分ぬけ落ちたざんばら髪に、枯れ枝のように痩せこけた体。
姿かたちは老婆だが、まだ二十四歳のお安。
マッチ1本すっては、その灯りで自分の股間を見せ、お金を稼ぐお安。
身も心もボロボロになりながらも、この世は非情。
マッチの火で股間に温もりを感じていたお安だが、ボロボロの半天に火がうつり、
やせこけた体はマッチのように燃え盛る・・・・・・・。

アンデルセンの少女は、やさしい祖母の幻影に導かれ、天へ導かれました。

しかし、お安が見た灯りは漆黒の常闇・・・・・・。

悲しく、哀しく、残酷なお話です。



posted by ツルカメ at 20:58| Comment(0) | 本のはなし・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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