2014年09月18日

ストラトキャスターの魔術師、ジミヘン!!

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レコード鑑賞。 今日の1枚はコレ!! 
ジミ・ヘンドリックスの2ndアルバム「ボールド・アズ・ラブ」。

27歳という若さで急逝した「史上最高のロックギタリスト」
44年前の9月18日、27歳という若さでこの世を去った、伝説のギタリスト「ジミ・ヘンドリックス」。 右利き用のストラトキャスターを左右逆さまにして、右手で弦を押さえ、左手で弦を弾く、独特の奏法から生み出される、縦横無尽に駆抜けるサウンドはまさに魔術師。
そんな彼のサウンドを存分に楽しめるのが、この2ndアルバムの「ボールド・アズ・ラブ」。 左右のスピーカーを駆け巡るノイジーな3Dサウンド。そして多種多様なサウンド・エフェクトを駆使したトリップサウンド。これは70年代を象徴するアバンギャルドな1枚です!
デヴィッド・キシングとロジャー・ロウが手がけたサイケデリックなジャケットもイカしております(横尾忠則を彷彿させますが・・・・・)!!

「愛国心を持つなら地球に持て。魂を国家に管理させるな!」
ジミ・ヘンドリックスが生前に残したとされる名言です。
グローバリゼーションが広がる中で、独立しようとする国々が現れる今日。消えることがない民族問題。 彼の言葉が心に沁みますネ〜。

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2014年06月09日

6月9日はロックの日!

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70歳になり、貫禄のついたジミー・ペイジ。昔の面影はありませんネ!
サングラスをかけたら内田裕也!?

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ギブソンのダブルネックギターで「天国への階段」を演奏するジミー・ペイジ。
カッコよかったですネ〜!
6月4日にリリースされた、レッド・ツェッペリンの最新リマスター音源によるアルバム発売を記念して、ロックの日の今日、EXシアター六本木にて最新リマスター音源を爆音で体感できるイベントが開催されたそうです。残念ながら行くことはできないので、家でレコード鑑賞。
久々に『永遠の詩(狂熱のライヴ)』を聴きました。ツェッペリンのコンサート映画『レッド・ツェッペリン狂熱のライヴ』の2枚組サウンドトラック・アルバム。
この映画が大好きで何回も観に行ったものです。
最新リマスター音源のCDもいいかもしれませんが、アナログの音もいいですヨ!
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2014年06月07日

イーグルス至高のアルバム

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今日の1枚はイーグルス4枚目のアルバム「One Of These Nights/呪われた夜」。
ランディー・マイズナーの魂の底から響いてくるような、重々しいベースサウンドで始まるアルバムタイトルにもなっている「One Of These Nights/呪われた夜」。ドン・フェルダーのギターが全面にフィーチャーされたミステリアスでヘビーなサウンドは、何度聴いても鳥肌が立ちます。
ファーストアルバムに収められている、「Witchy Woman (魔女のささやき)」を彷彿させる彼らの名曲です。
このアルバムで全米1位の座に登りつめたイーグルス。
やっぱりコレがイーグルスの、最高で至高の1枚でしょう。

このアルバム、音楽も最高ですがアルバムジャケットも私のお気に入り!
デザインはGary Burdenというデザイナーで、ジャクソン・ブラウン等の有名ミュージャンのアルバムデザインを手がけている人です。
呪術的でスピリチュアリズムをイメージした牛の骸骨が、サウンドと見事にマッチした作品です。

いつもこのジャケットを見る度に、大好きなジョージア・オキーフの絵を思い出します。
20世紀のアメリカを代表する女性画家オキーフ。彼女の絵を見る度に、頭の中で「呪われた夜」のミステリアルなサウンドが聞こえてきます。

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画面いっぱいに描いた花や、牛の頭蓋骨を描き続けたジョージア・オキーフ。
凛とした美しさがとても魅力的です。
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2014年05月15日

ギーガーが描いたELPの名アルバム。

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先日、亡くなられたH.R.ギーガー氏。 彼の作品を初めて目にしたのがこのエマーソン・レイク・アンド・パーマー5枚目のアルバム「BRAIN SALAD SURGERY/ 恐怖の頭脳改革」。
昔からこの手の作風の絵は好きでしたが、レコード店で見たときは強烈なインパクトでした。 ジャケットの作りも凝っていて表面が観音開きで左右に開くと女性の顔が表れます。
ギーガーさんはアルバムの原題「BRAIN SALAD SURGERY」から連想して、このような絵を描いたのでしょうが、最初の絵には女性の顔の下に男性性器のようなものが描かれていたそうだ。 これにはレコード会社が反対してギーガーさんはやむなく消してしまったそうだが・・・・・。
まだギーガーさんが、無名だったころのお話ですが。
「BRAIN SALAD SURGERY」を直訳すると「脳味噌 サラダ手術」ですが、イギリスでは性的用語のスラングだとか。 つまり男性性器の描写があって、はじめて成り立つビジュアルであったのですが、残念ですネ。
できれば修正前のオリジナルを見たいものです。

ところでこのエマーソン・レイク・アンド・パーマー(略してELP)。 70年代、プログレッシブ・ロック全盛時代は、イエス、キング・クリムゾン、ピンク・フロイドとならびプログレ四天王と呼ばれていたバンド。
クラシックに傾倒した荘厳さんとパワフルでユニークな音楽性が売りで、5枚目となるこの「 恐怖の頭脳改革」はアルバムの中でも人気の高い名盤です。
個人的にELPは何度聴いても、自分の好みとチョッと合いませんが・・・・・。

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ちなみにアメリカのMoog(モーグ)がモジュラーシンセサイザー開発50周年を記念してELPのキース・エマーソンがステージで使用していた巨大モジュラーシンセサイザーを復刻したとか。
以前はスタジオでのレコーディング作業に使われるだけだったシンセサイザーを、キースがライブステージに持ち込み見事なパフォーマンスでシンセサイザーを演奏し、観客を魅了したことでモーグの名は一躍有名に。

コンソールボックス左上に付けられたギーガーのアルバムジャケトの絵がニクイですネ。この復刻モジュラーシンセサイザー、値段は応相談で購入可能だとか。
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2014年04月13日

御歳63歳!メタル・ゴッドは健在なり!!

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久々にジューダス・プリーストの「運命の翼」をレコードで聴く!
今では「メタル・ゴッド」の愛称で、ヘヴィメタの重鎮となったロブ・ハルフォード。貫禄もついた体系とスキンヘッドは、若かりし頃の面影はまったくないが、63歳になった今でもパワフルで広音域の歌声は健在だ。

「運命の翼」のレコードを手にしたのは、今から38年前の高校生の時。これは衝撃的でしたネ〜。クイーンばりのメロディアスな展開でありながらプログレのようなダークな世界感。なんといってもロブのハイトーンのシャウトとK. K. ダウニングとグレン・ティプトンとのツインリードギターが圧巻!
最近のアルバムは、初期のような抒情的雰囲気が漂うメロディは減り、それこそカチンカチンの硬質のヘヴィメタ路線まっしぐらだか、どれも素晴らしい作品です。
お気に入りはやはり「運命の翼」と「復讐の叫び」、「ペインキラー」ですかね。
クルマ運転中にペインキラーを聴くと、おもわずアクセルを踏む足に力が入ります!

今年は6年ぶりに彼らのニューアルバムが聴けそうです・・・・。

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2014年01月13日

光で闇を照らせ!

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先週TVで放映されていたウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」。映画の出来はとりあえずおいといて、何がスバラシイかと言えば、劇中で流れるボブ・マリーの曲ですよネ!
この映画を観るたびに、ボブ・マーリーの「レジェンド」を聴きたくなります。いつもはiPotで聴いていますが、今日は久々にレコードで聴く事に・・・・。音質などにはあまりこだわりませんが、レコード盤に針を置くときのあの緊張感はなんとも言えません!

ボブ・マーリーのベスト盤「レジェント」。全世界で4,000万枚以上の売上を誇る「伝説」のレゲエ・アルバムですネ。私のお気にいりはBuffalo soldier(バッファローソルジャー)。
戦争のためアフリカから、アメリカへ連行されてきた奴隷「バッファロー・ソルジャー」のことを歌ったものです。
「アメリカのど真ん中にバッファロー・ソルジャーがいた。
 彼はアフリカから連行され、アメリカに連れてこられた。
 彼は生き延びるため戦った。
 彼はバッファロー・ソルジャー! アメリカのための戦争で戦った・・・」


何の飾り気もない歌詞ですが、奴隷制度に対するボブの怒りメッセージとして伝わってきます。

「アイ・アム・レジェンド」の映画の中でウイル・スミスがアナにボブ・マーリーの説明をするシーンがあります。
「ボブには思いがあった。それはウイルス学者のような思いだった。彼は、音楽で人種差別や憎しみを治療できると・・・・。音楽と愛を人々の生活の中に取り入れることで、文字通り治療できると信じていた。
ボブがコンサートにでる直前、殺し屋が突然彼の家に現れ彼のことを撃った。その二日後彼はステージに立って歌っていた。誰かが彼になぜだと聞いた・・・。 ボブはこう答えた。「この世界を悪くしようとしている人たちが休みを取っていないのに、なぜ私が休める?」「暗闇に光を・・・・」


このシーンが最高にカッコイイです!


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2013年09月29日

絵は言葉をしゃべらないが、見る者と心で通じ合える・・・・・。

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今日は久しぶりにレコードを聴きたくて、レコード鑑賞です。
ブラック・サバスの「Sabbath Bloody Sabbath(血まみれの安息日)」。
ところで安息日って「日曜日」だと思っていましたが、調べてみたら「土曜日」なんですネ。 知らなかった!
それはさておきブラック・サバス通算5枚目となる本アルバム。
ギタリストのトニー・アイオミによって生み出された独特なヘヴィサウンドのギターリフから始まるタイトル曲、「"Sabbath Bloody Sabbath"血まみれの安息日 」。聴けば聴くほど最高にカッコイイ曲です。
まさにブラック・サバスを救った「救世主のギターリフ」といわれるだけあって、サバスをサバスと言わしめるサウンドです。

■曲も最高ですが、レコジャケがこれまた最高なのです。
血まみれの安息日、サブラ・カダブラ 、スパイラル・アーキテクト等8曲が収められている本アルバム。曲も最高ですが、ジャケットのイラストがまたカッコイイのです。
表面には、ベットの上で臨終の床につこうとしている男に、禍々しい悪魔たちが群がって地獄へ連れ込もうとしている絵が描かれています。
そして裏面をみると同じ男性がベッドの上で、嘆き哀しむ人々に看取られながら安らかに臨終の床につく絵が描かれています。
裏表面の表現効果が、このアルバムの世界観をみごとに描きだしています。

■カヴァー・アーチストの巨匠「ドゥルー・ストゥルーザン」
描いたのはハリウッド最高のポスター作家といわれるドゥルー・ストゥルーザン。名前は聞いたことがないかも知れませんが、『スター・ウォーズ』や『ハリー・ポッター』、『インディ・ジョーンズ』等のポスターやアルバムジャケットを手がけている巨匠です。

「絵は言葉をしゃべらないが、それを見る者と心で通じ合うことができる。」
ストゥルーザンの言葉ですが、斬新で無駄のない構図、そしてその素晴らしいデッサン力から生まれる絵は、見るものに色々なことを語りかけてくれます。

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2012年07月17日

針をおとせば80年代にタイムスリップ!

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80年代のブラック・コンテンポラリー・フュージョンの傑作、ジョージ・ベンソンの「ギヴ・ミー・ザ・ナイト」。ブラック・ミュージック界の御大クインシー・ジョーンズのプロデュースがキラリと光る名盤です。
ジョージ・ベンソンのソリッドなギターサウンドとそれに絡み付くような独特なスキャットが最高です。ギタリストでありながら歌もうまい!
レコードに針を落とすと、懐かしい80年代を想い出させてくれる1枚です。
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2012年06月06日

oneness(ワンネス)、それは完全なる融合ではなく完全なる調和。

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79年に発表されたカルロス・サンタナの実質的な初の単独ソロ・アルバム、「ワンネス」。宗教家スリ・チンモイ氏に傾倒していたサンタナですが、サンタナバンドのメンバーからはあまり快く思われず、「それなら一人でやってやる〜〜!」という意気込みで作ったアルバムです。
当然彼のアルバムの中で、もっとも宗教色が強く全面に押し出された内容です。B面1曲目を飾るアルバムタイトルの「ワンネス」はまさに圧巻! カルロスの円熟した「泣き」のギタ〜炸裂に思わず感泣してしまいます。
ワンネス、それは完全なる融合ではなく、完全なる調和。一つに溶け合い一体化するのでは無く、個々が調和しながら一つにまとまること。ラテン、ロック、ジャズ、ブルース、ソウル、フュージョンetc・・・、個々の音楽が調和しながら一体となり神秘的かつ官能的に広がる、サンタナの魂の叫びがここにあります。
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2012年04月25日

英ジャズロック・グループの最高峰、「ブランドX」!

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77年発表のイギリス ジャズロック・グループ「ブランドX」の三作目となるライブアルバムの名盤「ライブストック」。ブランドXといえばパーシー・ジョーンズ、フィル・コリンズら一流ミュージシャンが、純粋に音楽を楽しむために集まった究極のセッションバンド。本作はライブ盤でありながらそのバカテク超絶技巧は見事というしかありません。アメリカのウェザー・リポートに代表されるフュージョンのようなカラッとした明るさとは違い、イギリス独特の妖艶な耽美的ムードが漂うサウンドはプログレッシブロックに通じるものがあります。
ピンク・フロイドでお馴染みのヒプノシスが手がけるジャケットデザインも、妖しい耽美的ムードで素敵です。
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2012年04月12日

カンタベリーミュージックの雄、ソフトマシーン

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60年代後半から80年代初頭にかけて活動したカンタベリーミュージックの最高峰「SOFT MACHINE」の7作目のアルバム「7(Seven)」です。
「SOFT MACHINE」の代表作といえば3作目「3(Third)」といわれますが、個人的にはカール・ジェンキンス加入後のこの「7」が一番のお気に入りです。即興的なフリー・ジャズ色が消え、シンセを多様したフュージョンぽいエレクトリック・ジャズに路線変更されておりますが、執拗なまでの音の反復が無機質的でありながらモダンであり、クールに仕上がったアルバムです。
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2011年09月10日

孤高のギタリスト、我が道を行く・・・。

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「世の中にギタリストは2種類しかいない、ジェフ・ベックとそれ以外だ!」とポール・ロジャースに言わしめた、孤高のギタリスト、ジェフ・ベックの「ブロウ・バイ・ブロウ」。1975年に発売されたこのアルバムは、ジミー・ペイジが「ギタリストのための教科書だ!」と絶賛した、ギター・インスト・アルバムの最高傑作といっても過言ではないでしょう。ロック・ジャズ・フュージョン等のジャンルを超越した、ジェフ・ベック絶頂期のサウンドがここに凝縮されています。ギターが囁き、叫び、歌い、そして泣きます・・・・。ギターを抱えた修行僧、いや苦行僧ともいえるジェフ・ベックが到達したひとつの頂点でもあるでしょう。エリック・クラプトン、ジミー・ペイジと共に三大ギタリストといわれながら、二人のような派手な成功は収めていないものの、いまだに精力的にコンサート活動やアルバム制作に打ち込む姿には脱帽です。天才にして孤高のギタリスト、ギター道を見極めんがために明日も一人、ゴーイング マイウェイ 我が道を行く・・・!
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2011年06月17日

今秋、伝説のフュージョンバンドが復活!!

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最近、懐かしく何度も針を落とし聞きいっている「リターン・トゥ・フォーエバー」の「浪漫の騎士」。発売から35年たった今聞いても、このサウンドは凄いの一言。チック・コリア、アル・ディ・メオラ、レニー・ホワイト、スタンリー・クラークら4人の一流ジャズメンの超絶技巧は必聴です。まさにジャズ・フュージョンの名盤でございます。 私らの時代はフュージョンではなくクロスオーバーとよばれていましたが・・・・。そおいえば、あの頃はリターン・トゥ・フォーエバーとウエザー・リポートがクロスオーバーの2大巨頭でした。懐かしいナァ!
でも今はクロスオーバーやフュージョンではなく、コンテンポラリー・ジャズと呼ばれているんでしょうかネ?
懐かしいといえば、なんと30年ぶりに再々結成したリターン・トゥ・フォーエバーの来日が決定したとか。ギターのアル・ディ・メオラに代わってフランク・ギャバレと大好きなエレクトリック・ヴァイオリンのジャン・リュック・ポンティが加わった豪華メンバーです。
ア〜ァ! 一度でいいから生のジャン・リュック・ポンティのエレクトリック・ヴァイオリンの演奏を聴きたい!!!。
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2011年05月17日

60年代の耽美的香り漂うサイケデリック・ロック!

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1968年発売のプログレの大御所、ピンク・フロイドのセカンドアルバム『神秘』。 ギタリストとしてデヴィッド・ギルモアが加わり、5人編成となった第二期新生ピンク・フロイドの記念すべきアルバムです。 デビューアルバムはリーダー的存在である、シド・バレットにより「バレット化したフロイド」であり、3作目あたりからは「ロジャー・ウォーターズ化」、そしてその後は「ギルモア化」していった中で、このセカンドアルバムの「神秘」だけは、ある意味ピュアなピンク・フロイドの音を楽しめるアルバムだと思います。デビューアルバム以降、完全にドラッグにより「あちらの世界」へ旅だってしまったバレットを含む5人のパートが録音されている、ピンク・フロイド唯一のアルバム
であり、プログレッシブ・ロックというよりは、60年代の混沌とした耽美的な香りプンプンのサイケデリック・ロックをご堪能あれ!。
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2011年02月16日

ブライアン・フェリーのダンディズムの極致!!

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82年に発売されたロキシー・ミュージックのラストアルバムにして最高傑作といわれている「アヴァロン」。ブライアン・フェリーの美学の極致ともいえるアルバムです。大人の色気ムンムンのブライアンのヴォーカルはやっぱ最高! おまけにギターのフィル・マンザネラとサックスのアンディー・マッケイの惚れ惚れするサウンドにはシビレまくり。たしかに「ロック史に残る不滅の名盤」でございます。
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2011年01月20日

究極のメロディアスロック! 泣けます!!

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30年ぶりに棚から引っ張り出して、レコード針を落としたフランスのプログレバンド「タイ・フォン」の「恐るべき静寂」。ベトナム出身のカーンとタイの兄弟を中心に結成されたこのグループの特色は、なんといっても悲哀に満ちた高音で透き通るようなボーカルと、泣きのギターです。30年ぶりに聞きましたが、タイ・フォンの名曲といわれる「シスター・ジェーン」は今聞いても泣けます。
アルバムジャケットはなぜか鎧武者のイラストが描かれていますが、たしかに日本人好みの繊細で耽美なメロディでプログレというよりはメロディアスなロックといった感じ。 B面ラストのOUT OF THE NIGHT(闇の彼方へ)は11分30秒の大作ですが、クライマックスのギターが最高! ディブ・ギルモアを彷彿させる、哀愁をおびた泣きのギターにメロメロになります。
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2010年10月04日

帝王マイルスの奇跡の即興演奏!

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本日の1枚はシネマ・ジャズの最高傑作といわれる、マイルス・デイヴィスの即興演奏による「死刑台のエレベーター」オリジナル・サウンド・トラックです。初めてこの曲を耳にしたのは小学生の頃で、中学生でマイルスの曲だと知り、高校生になってやっと映画を観ました。
音楽が映像にとってどれだけ重要であるかを思い知らされる映画です。エレベータに閉じ込められ帰ってこないロネを探しに、一人夜の街を彷徨うジャンヌ・モローのバックに流れるマイルスの気怠いトランペットの音、最高ですネ。たしかに「カインド・オブ・ブルー」がマイルスの最高傑作かもしれませんが、個人的にはこの「死刑台のエレベーター」が1番すきなアルバムです。

今週末から角川映画の「死刑台のエレベーター」が上映されますが、はたしてフランス ヌーヴェルヴァーグの奇才ルイ・マル監督とマイルスの音楽にどこまでたどりつけるか・・・・。
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2010年09月23日

メタルゴッド、健在なり!!!

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1976年発売のジューダスプリーストの「運命の翼」。日本ではこれが彼らのデビューアルバムですが、2年前にイギリスのマイナーレーベル「Gull」からファーストアルバム「ロッカ・ローラ」でデビュー。40年近くも、不死鳥のように何度もよみがえり、今じゃメタルゴッドの称号を手にしたメタル界の大御所ですネ。昔はヒラヒラの衣装だったのを、タイトなレザースーツに身をつつみ、ステージ上でハーレーを乗り回すなど今日のメタルファッションの産みの親でもあります。今年はグラミー賞のヘヴィメタル・ベストパフォーマンス部門で受賞したりと、まだまだ健在でございます。そしてなにより、ボーカルのロブ・ハルフォードが復帰してくれたのが1番!!。
30年前このアルバムに針を落として聴いた、ロブの超高音域のボーカルとK.K.ダウニング、グレン・ティンプトンの炸裂するツインリードギターは鳥肌モノでした。
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2010年08月01日

尺八が奏でるブルースはシブイですヨ!

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邦楽の古い因習にとらわれず、ジャズとの融合に果敢に挑んだ尺八奏者、村岡実の名盤「恐山」です。残念ながらオリジナルの大映/コロンビア盤ではなく、ユピテルレコードの再発盤ですが(といっても40年くらい前のものだから、今ではこれも貴重な1枚でしょう)。尺八奏法の、強く吹く息の音と尺八の音とを一緒に出す「むらいき」の唸る音色が、ブルースの響きと相俟って、「鳥肌もの」です。  
そおいえば1977年に打ち上げられたボイジャーには、地球外知的生命体へ向けたメッセージや音源をおさめた「ボイジャー ゴールデンレコード」というものが搭載されました。この中には55の言語による挨拶や20数カ国の国が選曲した曲が収められています。ちなみに日本が選曲した曲は、「鶴の巣篭もり」という尺八の曲です。はたして宇宙人が尺八の音を聞いて、どのような反応をしめすのでしょうか・・・?
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2010年05月26日

ポップ・アート的ミュージック!

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テクノ・ポップの産みの親、エレクトロニック・ミュージック・バンド「クラフトワーク」の名作「マン・マシン」です。1970年にドイツで結成し、74年発表の「アウトバーン」が世界的に大ヒット。永遠と続くドラム・マシンとシーケンサーによる反復リズムを基調にした独特のメロディは、複雑なコード進行やドラマチックな展開もなく、ただ々ひたすらに繰り返す反復メロディのみ。それはまるでサウンドが描くポップ・アートのようでもあります。
そして彼らの登場によりそれまで、神秘的、瞑想的サウンドのツールとして使用されていたシンセサイザー・サウンドが後のテクノ・ポップ、ハウス、ヒップ・ホップ、デトロイト・テクノの誕生に繋がっていきます。
ポップ・アートの旗手、 アンディー・ウォーホルの著書「とらわれない言葉」のなかに「私も機械になりたい」「まったく同じことを何度も何度も繰り返すのっていいね。」という言葉があります。そう、何度も何度も反復するメロディラインは、やがて宇宙に続く永遠の美しいサウンドになっていきます・・・。
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