2016年09月13日

伝説の怪獣「呉爾羅(ゴジラ)」復活!?

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進化したシン・ゴジラの再上陸シーンはカッコいいです!!

久々に映画館で映画を見て来ました! 「シン・ゴジラ」を!!
評判が良いので、すご〜〜く期待して見に行きましたが、う〜〜ん・・・・・・・・・!
初代ゴジラを踏襲しつつ、子どもだましの映画でもなく、映像もスバラシイですが、ちょっと映画としてはドラマ性に欠くお話で、リアル性をもたせようとし過ぎて、かえって為政者たちの茶番劇を見ているような・・・。肝心の「ゴジラ」はどこにいってしまったのか!?

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てなわけで、帰ってきて「初代ゴジラ」を鑑賞。

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帝都を破壊しつくす、破壊神ゴジラ。
墨田川の勝鬨橋を破壊し、国会議事堂、そして銀座4丁目の和光ビルの時計塔を破壊。
そして、倒壊する瓦礫の下敷きになって死ぬ親子。子どもを抱きしめながらゴジラに踏みつぶされて死んでゆく母子・・・・・。
初代ゴジラの凄さは、ゴジラによって明確に殺されてゆく人々がスクリーンに描かれているリアルさであり、帝都を焼き尽すゴジラへの恐怖心が存分に描かれていることです。
そして、なぜか死んでゆくゴジラに悲哀を感じてしまうラストシーン。
やはり初代ゴジラを凌ぐゴジラ映画はありませんネ・・・・・・。


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2016年03月18日

車は20世紀のタイムマシンだ・・・・・・

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昨日はテレ東さんの「午後のロードショー」で、久々に「パーフェクト・ワールド」を観ました。
監督クリント・イーストウッド、主演はケヴィン・コスナーにクリント・イーストウッド(夢の共演ですネ)。

ケヴィン・コスナーはあまり好きな俳優ではありませんが、この「パーフェクト・ワールド」の脱獄犯役のブッチを演じるケヴィン・コスナーだけは大好きです。
そしてテキサス・レンジャー署長で、少年時代のブッチを少年院に送り込んだのがクリント・イーストウッドという設定。
舞台は1963年のテキサス。刑務所を脱走したブッチは8歳の少年フィリップを人質にとり、途中で盗んだ黄色いフォード( Fairlane 500 Town Sedan )で逃避行を続けます。いつしか二人の間には友情が芽生え、フィリップはブッチを父親のように慕います。

車の中で、ブッチはフィリップに言います。
「車はフォードじゃなければダメなんだ」。
「車は20世紀のタイムマシン、
アクセルを踏んで前に進めば、フロントウィンドウに映る世界は未来」。
「そしてリアウィンドウに映る世界は過去」。
「早く未来へ行きたかったらアクセルを踏み込めばいい・・・・・」。
「のんびり行きたかったらブレーキを踏んでスピードを落とせばいい・・・・」。
「車を止めてドアを開けたら、そこが現在なんだ」。
「フィリップ、今を存分に楽しむんだ・・・・」。

ブッチもいつしかフィリップを小さい頃の自分に重ね合わせ、かつて父親が1度だけよこしたアラスカからの絵ハガキを大事にしながら、父親が好きだったフォードでアラスカ(パーフェクト・ワールド)を目指します。

幼い少年と犯罪者の心の絆を描いた感動のヒューマンドラマでございます!
果たしてブッチの未来に「完全な世界」が待っているのか・・・・・・・・。

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2016年02月01日

地球に落ちて来た男

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1976年に公開されたイギリス制作のSF映画「地球に落ちて来た男」を久々に視聴。
主演はデヴィッド・ボウイ。
ニコラス・ローグの退廃的で耽美な映像美に、ボウイの神秘的な容姿が見事に融合した、ボウイだからこそ撮れたSFカルトムービーの名作です。
生まれ故郷の母星を救うため、地球へ一人でやってきたエイリアン。やがて地球という醜悪で混沌の世界な中で、彼の精神はゆるやかに崩壊してゆきます・・・・・・。
地球に落ちてきたエイリアンの悲哀と、哀しき運命。
それはまさにデヴィッド。ボウイ自身を描いたような映画です。

先月の1月10日。彼はやっと故郷の星へ旅たつことができたのでしょう・・・・・・・。

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2015年12月27日

黙示録を唱えた少女の前に現れたのは「死神」か「救世主」か!?

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久々にクリント・イーストウッドの「ペイルライダー」を観ました。
彼の映画の中では、この「ペイルライダー」と「Honkytonk Man/センチメンタル・アドベンチャー」が1番好きな映画です。
本作「ペイルライダー」は、あらすじ的には王道西部劇で、金の採掘権をめぐって住人とならず者が争う中、一人の男が現れ、悪党どもを退治して去ってゆくというお話ですが、なかなか趣きのある感慨深い映画です。

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ヴィクトル・ヴァスネツォフ作:『黙示録の騎士』。

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そもそもタイトルの「ペイルライダー」とはヨハネの黙示録に登場する四人の騎士の一人で、青白い馬に乗った
「死」を司る者。
主演のクリント・イーストウッドも牧師の姿ながら、背中に六芒星(ダビデの紋章)を思わせる六発の銃弾の跡が・・・・・・・。
黙示録を唱える敬虔な少女の前に現れた男は「死者」か「生者」か・・・・「死神」か「救世主」なのか!?

なかなか味わい深い西部劇映画です。

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そして劇中でクリント・イーストウッドが使う銃が、このレミントン1858ニュー・アーミー。
この銃は、弾を装填するシリンダーが銃本体から簡単に外せるので、弾薬を装填済みのスペアシリンダーを携帯しておけば迅速な交換が可能に・・・・・。
こういうちょっとした演出も心憎いですネ。


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2015年10月20日

インドのお菓子「ラドゥー」を食べた〜〜い!!

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昨年公開されたインド映画「マダム・イン・ニューヨーク」。
インド映画は「ムトゥ 踊るマハラジャ」しか観たことがありませんでしたが、さすが映画大国のインド!
こんな感動的で面白い映画も作ってしまうとは・・・!!
英語を話すことができなかった主人公のシャシが、たどたどしいながらも大勢の前で英語でスピーチするラストの場面は、も〜〜男泣きしてしまいます。
とても気分が晴れやかになる映画です。

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そして映画の中で、主人公のシャシが作るこの「ラドゥー」というお菓子がとっても美味しそ〜なのです!
ひよこ豆や緑豆の粉を使って作るそうですが、とっても甘く日本の落雁のようなインドの伝統的お菓子だそうです。
「食べた〜〜〜い!!!」。

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最後は、インド映画らしく華麗なダンスでハッピーエンド!

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2015年09月17日

やまない雨はないのです・・・・・・・

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関東地方は1日中冷たい雨。天気予報によると、今夜から明日の未明にかけてまだまだ降り続くそうです。

こういう憂鬱な日には、この映画が1番!
小泉 堯史監督の「雨あがる」。
もう何十回と観ましたが、この映画を観終わると実に気分が晴れ晴れいたします。

山本周五郎の原作も素晴らしいし、黒澤明の脚本も良いですが、小泉 堯史監督の演出がまた素晴らしいです。
寺尾聡演じる主人公の三沢伊兵衛。無外流居合いの達人であるが、あまりの強さにあっけなく相手を倒してしまう。おまけに謙虚で優しすぎるため、負けた相手に気を遣いすぎ、かえって自尊心を傷つけてしまい、剣術指南役の職についても長くは続かない。
そしてそんな夫を支えながら連れ添って旅を続ける妻の「たえ(宮崎美子)」。

この二人がまた、実に惚れ惚れいたします。

長雨で川を渡れず、安宿に逗留している貧しい人々に、賭け試合で手にした金で御馳走を振る舞う伊兵衛。
武士としては恥ずべき行為の「賭け試合」であるが、武士であるまえに、「人」として生きようとする伊兵衛。
そしてその行為を最初は反対していた妻のたえも、しだいに伊兵衛の気持ちを察するようになります。

ラスト、伊兵衛の「賭け試合」を咎める藩の使者に、「夫が〈何をしたか〉ではなく〈何故したのか〉が貴方達のような石頭にはわからないと」言い放つたえには爽快です。

映画の冒頭、傘をさしながら「やまない雨はないのです・・・・」とつぶやく伊兵衛。
そう! 絶対、晴れ晴れとした青空はやってくるのです。



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2014年12月02日

妻子を殺された男の復讐劇。 マッドマックス×ゾンビの「最強ゾンビハンター」。

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B級映画の名優ダニー・トレホ出演の「最強ゾンビ・ハンター」

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主演のマーティン・コビック。マッドマックスのメル・ギブソンを彷彿させるレザーのライダージャッケトにソードオフした水平二連ショットガン。おまけに愛車はマットブラックに塗装された巨大なエアスクープ付のシボレー・カマロ。ちなみにマッドマックスに登場したインターセプターはオーストラリア製のフォード・ファルコンXBでございましたが・・・。

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御歳70歳になるB級映画の名優ダニー・トレホ。従兄弟のロバート・ロドリゲス監督の「マチェーテ」で初主役となってから、ますます快進撃を続ける最強オヤジ!
この映画では斧を片手にゾンビどもをやっける、闘う神父に扮します。

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CGによるバイオハゾードの進化形ゾンビのようなキャラも登場!
パッケージのダニー・トレホに惹かれて、久々にゾンビものをレンタル。
てっきりダニー・トレホが主演だと思ったら、途中で進化形ゾンビにあえなくダウン! でもソコソコというかナカナカ面白いゾンビ映画でした。
主演のマーティン・コビックは、愛する妻子をゾンビに殺されハンターとなり一人荒野を彷徨います。
う〜〜ん、まさにマッドマックスの世界ですネ。相手は暴走族ではなくゾンビですが・・・・。

クラウドファンディングで資金を調達!
監督のケヴィン・キングは、クラウドファンディング・サイトの先駆けでもあるキックスターターを使い資金を調達。おまけに節約のため製作、脚本も兼ねたそうです。
しかもCMやミュージック・ビデオ出身の若手クリエイター達が集まり、その映像はなかなか刺激的で斬新な仕上がりになっています。ゾンビメークも亜流のゾンビ映画に比べたら非常に良く出来ております。
日本のゾンビものも、これぐらいガンバッテ欲しいものです。


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2014年11月19日

日本人よ!「これが高倉健の任侠映画だ」

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昨日は高倉健さんの突然の訃報に、ただただ驚くばかり。
日本の銀幕スターも、これで誰もいなくなってしまいました(吉永小百合がいるか!)。
200本近くの映画に出演した高倉健。 健さんといえば、やはり東映の『網走番外地』シリーズ、そして日本映画の黄金時代を築いたマキノ雅弘監督の『日本侠客伝』、『昭和残侠伝』シリーズで演じたヒーロー「花田秀次郎」の印象がとても強いです。そしてここから高倉健の義理人情を重んじる、泣かぬ、笑わぬ、寡黙なイメージが定着したのでしょう。

ハリウッドが描いた義理と人情の任侠映画
そんな健さんの映画の中でも、私が一番好きな映画は、1974年公開のアメリカ映画「THE YAKUZA]。
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1974年公開の「THE YAKUZA ザ・ヤクザ」。ブルース・リーの「燃えよドラゴン」を思い起こさせるポスターです。キャッチコピーもステキでございます。

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健さん43歳の、脂ののりきった作品です。

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適の賭場へカチコミへ行く、健さんとロバート・ミッチャム。

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男も惚れる、健さんの肉体美!

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背中で泣くのは「唐獅子牡丹」ではなく、血の涙を流す憤怒の形相の不動明王です。

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健さんが長ドスなら、相棒のミッチャムは拳銃にショットガン。「タクシードライバー」を彷彿させる場面です。

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健さんの、「指つめ」シーン。そしてこの後なんとミッチャムも・・・・・・
監督は「追憶」そして「愛と哀しみの果て」でアカデミー監督賞を受賞したシドニー・ポラック。 脚本は親日家で知られるポール・シュレイダー。この作品が彼の脚本デビューであり、この後マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演の名作「タクシードライバー」で一躍脚光を浴びます。
主演は高倉健に、『帰らざる河』や私立探偵フィリップ・マーロウ役の『さらば愛しき女よ』でクールでタフガイな役を演じたハリウッドの名優、ロバート・ミッチャム。そして脇を固めるのが岸恵子といった豪華な面々。

スクリーンに描かれる濃密なリアリティ。
よく外国映画が日本を描くと、陳腐なイメージになりますが、親日家であり小津安二郎や三島由紀夫を敬愛するポール・シュレイダーだけあって、違和感なく観ることができます。そして何より凄いのが高倉健のカチコミのシーンでの見事な剣さばき。日本の任侠映画はもとより、時代劇でもこれほどの立ち回りシーンはないでしょう。

外国人が描く任侠の義理人情。
深作欣二監督の『仁義なき戦い』以降、完全に廃れた日本の任侠映画。その「義理・人情」の世界を真正面から描いたシドニー・ポラック。
ロバート・ミッチャムには命にかえても惜しくない「恩」がある高倉健。人妻でありながら、生きるためにロバート・ミッチャムの愛人となった岸恵子。
そして高倉健と岸恵子の過去を知ったロバート・ミッチャム。
物語は、この三人の感情を見事に描きながら、ラスト、真実を知らされたロバート・ミッチャムと、最愛の娘を殺された高倉健が怒りを爆発し修羅の道へ向かいます・・・・・・・ウ〜〜ン! 健さんカッチョイ〜〜。

とにかくハリウッド映画でありながら、スクリーンの中でこれだけ存在感をアピールできる高倉健はやはりスゴイです。

惜しむらくは、なんで邦画でこういう映画が作れないのでしょうネ。
映画のキャッチコピーで似たようなものがありますが
「日本人よ! これが高倉健の任侠映画だ!」と最期に一言。

高倉健さんのご冥福を祈りつつ・・・・・・・・
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2014年11月18日

ストップモーション・アニメーターの神様

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ストップモーション・アニメの歴史を創ったレイ・ハリーハウゼン。
昨日、テレ東で放送されていた「ターミネータ」を久々に観ました。イヤ〜何回観てもオモシロイですね。
ラストのガイコツ姿で足を引き摺りながら追いかけてくるターミネータは、何度観ても不気味で恐ろしいです。
キャメロン監督は、コマ撮り撮影のカクカクした動きを逆手に取り、ターミネータの足が壊れたという設定で見事に演出。この映画でキャメロンもシュワちゃんも一挙にスターダムにのし上がったのだからスゴイもんです。

ところで、ストップモーション・アニメといったら、昔観たレイ・ハリーハウゼンの映画を思い出します。

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ターミネータのガイコツ姿を彷彿させる「アルゴ探検隊の大冒険」に登場する骸骨戦士。

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「シンドバッド黄金の航海」の6本腕の陰母神カーリー像との剣戟はストップモーション・アニメの傑作です。

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「シンドバッド七回目の冒険」に登場した1つ目巨人のサイクロプス。
とにかく初めて観たときは驚きと感動で大興奮状態でした。
ヘレンハウゼンの凄さは、なんといってもそれまで不可能とされていたクリーチャーと人間が、なめらかな動作で絡み合うところにあります。シンドバッド映画に登場した骸骨戦士やカーリー神像とのシンドバットの剣戟は今でも語り草になっているとか・・・・・。

この人形をひとコマひとコマ、ちょっとずつ動かして撮影する途方もない労力を必要とするストップモーション・アニメですがCGには出せないイイ味がありますネ。

映画「ジェラシック・パーク」の登場で、なんでもかんでもCGになってきましたが、ティム・バートンやサム・フェル監督にこれからもストップモーション・アニメでガンバッテいただきたいものです。
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2014年01月24日

「書」と「剣」。共に最高奥義は同じである!

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チャン・イーモウ監督の「英雄(ヒーロー)」。

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ジェット・リーをはじめトニー・レオン、マギー・チャン等豪華キャストの勢揃い。
以前、NHKの「シリーズ世界遺産100」にて“漢字の未来をこの筆に〜中国の書法”という番組を観ました。
日本では「書道」という言葉で呼ばれていますが、中国では「書」または「書法」と呼ばれ2009年に無形文化遺産に登録されています。
漢字が生まれて3000年。中国には書法専門の大学があり、その入試倍率は40倍にもなる難関だとか。
番組で紹介された浙江省・紹興市の蘭亭書法芸術学院は、中国各地で書の天才といわれた若者が集う場所で、ここから“書聖”とうたわれた第二の「王羲之(おうぎし)」が誕生していくのでしょう。

「書法」といえば想い出すのが、2003年に公開された香港・中国合作映画の「英雄(ヒーロー)」。中国最強といわれ、秦王(後の始皇帝)の命を狙う3人の刺客を倒したジェット・リー扮する「無名(ウーミン)」が、秦王に謁見を許され3人の刺客を倒した経緯を語ってゆく物語です。

「書」と「剣」の最高奥義は同じである。
それは共に“無”の境地を悟るものなのだ。

そしてその3人の刺客の中で、最も最強の刺客を演じるのが「書法」から「剣」の奥義を悟ったトニー・レオン扮する「残剣(ツァンジェン)」です。
“無”の境地を悟った「残剣」は、秦王を暗殺することが過ちであることに気付きます。秦王が中国全土を統一するこで天下泰平になるのだと・・・。

そして秦王に謁見しにいく無名に、残剣ははなむけの書を贈ります。
それは砂の上に剣で書かれた「天下」という言葉。その文字を見た無名は何を悟ったのか・・・・・。そして秦王に謁見した無名が最後にとった行動は・・・・・。

とかく派手なワイヤーアクションや斬新なCG効果、そして映像の美しさが取り沙汰された映画ですが、その実は非常に奥の深い物語であり、また中国の「書」の奥深さにも感心させられる映画です。

「言霊」そして「書霊」。
TVの「シリーズ世界遺産」の最後に、現代中国を代表する書家のひとりがこう語っています。
「3000年の歴史を誇る漢字文化は、大国アメリカにはない。漢字パワーでアメリカを圧倒したいという想いが、中国政府にはあるはずだ!」
恐るべし中国、いや「漢字」パワー。
「言霊」という言葉があるように、「書霊」というパワーも実際にあるのかも知れない・・・・(TVドラマ「トリック」の山田の母親、山田里美のような)。

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2013年11月20日

「エデンの園」で翻弄される男たち・・・・・・。

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先日、TOKYO MX CINEMAで放送の“おなかが空く映画特集”の「厨房で逢いましょう」を鑑賞。
2007年に公開されたドイツ/スイス製作の映画で、原題は「Eden(エデン)」。天真爛漫なヒロインの名前であるが、監督自身は「エデンの園」をイメージしたのだろう・・・・。 邦題の「厨房で逢いましょう」ではオブラートで包まれたような感じで、この映画のイメージにちょとそぐわないかも。

南ドイツの保養地で小さなレストランを営む、口べたで、ハゲで太ったシェフのグレゴア。しかし彼は「官能料理」ことエロチック・キュイジーヌの天才シェフ。そんな彼がビアガーデンで働く主婦エデンに出逢う。

そしてエデンは一口、グレゴアの料理を食べたたけで、彼の「官能料理」の虜になってしまい、娘を連れて毎日のように厨房に訪れます。
やがて天真爛漫に振る舞うエデンに、シェフのグレゴアもエデンの夫も翻弄されていくハメに・・・・。
「エデンの園」で人生が狂わされていく2人のアダム。
男にとって「エデンの園」は危険な場所なのかも。

ハリウッド映画にはない、一味も二味も違った面白い映画です。
「チョコ・ソース・コーラのケーキ」がすご〜く美味しそうでした!!
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2013年09月06日

愛は美しく、儚いもの・・・・・・

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先日「楽園の瑕 終極版」のレスリー・チャンを観ていたら、「さらば、わが愛 覇王別姫 」のレスリー・チャンを観たくなり鑑賞でございます。
中国を代表する陳 凱歌(チェン・カイコー)監督の代表作であり傑作である「さらば、わが愛 覇王別姫 」。
四面楚歌で有名な項羽と虞美人を描いた京劇を舞う、二人の青年の美しくも儚い愛の物語。日中戦争、そして文化代革命が吹き荒れた中、時代に翻弄されながらも京劇の伝統を守り、そして自分の愛(同性愛)を信じひたむきに生きる蝶衣(レスリー・チャン)の健気で美しい姿には感泣です!

そして歌舞伎で女形に慣れ親しんでいる私たちには、京劇の世界観も受け入れやすく、その舞台の美しさには目を見張ります。残念ながら今の京劇は文化代革命以降、女形が少なくなり、女性の役は女優が演じているそうですが。
「女性は、性が女というだけであって、生まれながらに『女らしさ』をまとっているものではないのだ・・・・。女性よりも、女性らしく演じるために女形がいる!」と言った最期の女形といわれる梅葆玖の言葉ですが、まさにスクリーンに登場する蝶衣(レスリー・チャン)のその妖艶な美しさは何度観ても素晴らしいものです。

この映画公開の10年後、虞美人のように自らの命を絶ってしまったレスリー・チャン。彼自身も蝶衣のように美しくも儚い愛に生きていたのかも知れません・・・。

力拔山兮氣蓋世 (力山を抜き 気世を蓋う)
時不利兮騅不逝 (時利あらずして 騅逝かず)
騅不逝兮可柰何 (騅の逝かざる 奈何すべき)
虞兮虞兮柰若何 (虞や虞や 若を奈何せん)

私の力は山をも動かす程強大で、気迫はこの世の中をおおい尽くしてしまう程なのに時勢は私に不利であり、(愛馬の)騅も進もうとしない。
騅が進もうとしないのを、もはやどうする事もできない。
虞よ、虞美人よ。そなたの事を一体どうすれば良いのか。

「四面楚歌」で知られる垓下の戦いにおいて項羽が愛人虞美人に贈った『垓下の歌』(がいかのうた)。虞美人は項羽の歌に合わせて舞いを踊り、その後項羽の足手まといにならぬよう自害してしまいます。
そして虞美人を葬った墓に翌夏、赤い「ひなげし」が咲いたことから「虞美人草」という名前がつけられたそうです。
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2013年08月30日

楽園の瑕 終極版を鑑賞

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佛典有云
旗未動
風也未吹
是人的心自己在動


仏典曰く 旗なびかず
風いまだ吹かず 揺らぐは人の心なり


大好きな冒頭のこの言葉で始まるウォン・カーウァイ の「楽園の瑕 終極版」を先日やっと鑑賞。個人的にはウォン・カーウァイ作品のなかではベスト1の映画なので期待感もありまりましたが、結果的にはちょっと残念! 
確かに画像はオリジナルに比べると劇的に鮮明で、クリストファー・ドイルのカメラワークの素晴らしさをあらためて実感。しかし構成的にはレスリー・チャンの場面を増やし、トニー・レオンの剣戟場面が短く整理したり、時間経過がわかるよう「二十四節気」をテロップで入れ込んだりとしていますが、それがかえって説明的になりすぎオリジナルのもつ良さが半減。極め付けはフランキー・チェンによるあのBGMの名曲が、全てヨー・ヨー・マのチェロ演奏に置き換えられてしまったこと・・・・・。
「楽園の瑕」はドイルの美しい映像、フランキー・チャンの切ない音楽、そしてウォン・カーウァイの見事な演出。この3拍子が揃ってないとダメですネ。
確かにいろんな映画のディレクターズ・カット版などを観ても、たいていはオリジナル版の方がイイし。
終極版の映像にフランキー・チャンのオリジナルBGMをつけて再編集していただけたらグッドなのですがネ。

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今な亡きレスリー・チャン。いいですね〜。

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盲目の剣士を演ずるトニー・レオン。若いですネ〜。

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そしてなんといってもマギー.チャンのこの儚げな美しが素敵です!

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2013年08月12日

最強親父アクション!チャック・ノリスの「テキサスSWAT」

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ブルース・リーの命日に「ドラゴンへの道」を見てから、なぜかチャック・ノリスの顔が頭からはなれず、ノリス往年の名作「テキサスSWAT]を鑑賞。
日本では1985年公開。テキサスレンジャーに扮したチャック・ノリスが問答無用に悪人をぶちのめす痛快B級アクション映画の決定版!
悪玉の親分に扮するのが、「燃えよカンフー」で人気を博したデヴィッド・キャラダイン。ラストの「空手VSカンフー」対決は見物でございます。

ちなみに本国アメリカで大ヒットした「テキサスSWAT]。その後TVドラマシリーズ「テキサス・レンジャー」が8年間にも渡るロング・ランの大ヒットでノリスの人気は不動のものに。
そしてネット世代の若者からも、アメリカ文化を象徴する“ポップカルチャー・アイコン”として今なお人気のノリス。ネット上では「チャック・ノリス・ファクト」なる彼のジョーク集もあり、そのネタは100万種以上あり、今なお増え続けているそおだ。 今年で73歳になったチャック・ノリス。 ブルース・リーと闘って40年。 チャック・ノリス神話はまだまだ続くでしょう・・・・・。

Chuck Norris can strangle you with a cordless phone.
 (チャック・ノリスはコードレス電話でも人を絞め殺すことができる)

Chuck norris wrote his own biography. It is Guinness Book of World Records.
 (チャック・ノリスが自伝を書いた。それがギネスブックだ)
                   Chuck Norris Facts(チャック・ノリス・ファクトより)
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アブナイ親父は銃身と銃床をソードオフしたショットガンをぶっ放す!

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アブナイ親父の愛車は超オンボロのダッジ・ラム チャージャー。しかもスーパーチャージャー搭載。

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ノリスVSキャラダイン。勝つのはどっちだ!

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ノリス渾身の右ハイキックが炸裂!

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でた!ノリス必殺の後回し蹴り!!

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そしてアブナイ親父のとどめは手榴弾!これでお前も地獄行きだ〜〜!!

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2013年06月24日

ウォン・カーウァイの「グランド・マスター」を観ました!

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「マイ・ブルーベリー・ナイツ」から6年ぶりになる王家衛(ウォン・カーウァイ)の新作「「一代宗師 グランド・マスター」を観てきました。
ウォン・カーウァイ作品の中でも「楽園の瑕」が一番好きな私にとっては、「さすがウォン!! やってくれたネ!」と大感激でございます。「2046」あたりから消化不良気味だったウォンの作品でしたが、こおいうのを待っていたんですヨ!
劇場予告編やCMなどでグランドマスターを「天下一武道会」のようなクンフーアクション映画だと思って観に来た人たちには「ナンジャコリャ〜?」というような映画だったと思います。
94年に公開された「楽園の瑕」もウォン・カーウァイが武侠映画を撮ったということで武侠映画ファンが押掛けましたが、やっぱし「ナンジャコリャ〜?」と席を立った人たちもいたとか。

チラシの裏面コピーにあるとおり、「楽園の瑕」も「グランド・マスター」も至高の映像芸術と究極のアクションが融合した「男と女の、愛と宿命」の物語なのです。
そして特に今回の「グランド・マスター」ではトニー・レオン、チャン・ツィイー、チャン・チャンらのクンフーアクションが見事。 「楽園の瑕」では剣術のアクションシーンが、ちょっと御座なりな所がありましたが、それが見事に昇華され荘厳な功夫(クンフー)映画として完成されています。

グランド・マスターはブルース・リーの師である詠春拳(えいしゅんけん)の宗師、葉問(イップ・マン)の半生と、偉大な中国武術家たちを描くことによって忘れ去られていく民族の精神を描いた作品です。
映画のラストにテロップでブルース・リーの言葉が流れます。
A ture martial artisut does not live for. He simply lives. BRUCE LEE

「拳法のために生きるのではない。 人として生きるのだ」
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2013年06月13日

マルティン・ベックシリーズ最高傑作「笑う警官」を観る。

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「TSUTAYA発掘良品」のDVD、「マシンガン・パニックー笑う警官ー」を観る。
本作はスウェーデンのマイ・シュヴァル&ペール・ヴァールー夫妻作家による「マルティン・ ベック」シリーズ4作目の最高傑作といわれている「笑う警官」をハリウッドが映画化したものです。
原作はストックホルムが舞台ですが、映画では70年代の退廃としたサンフランシスコが舞台。冒頭で起こる路線バス内でのマシンガン乱射シーンは壮絶で、バイオレンズ映画のような迫力。なまじCGなどない分、よりリアルです。そしてここから始まる刑事たちの緻密な捜査展開。なぜ、射殺死体の中に非番の同僚刑事がいたのか!?
ヤク中の無差別殺人と思われていたのが、事件は意外な方向に・・・・。
刑事としては優秀なマルティン・ベック警視(映画では ウォルター・マッソー演じる〈マーティン刑事〉)だが、私生活では家族とは上手くつきあえない中年男の心理描写が味わい深く表現されており、さすが正統北欧ミステリーの原作だけあって、シリアスなストーリー展開は心にしみます。映画も原作に劣らぬ秀作です。

なぜ映画のタイトルが「笑う警官」ではなく「マシンガン・パニック」なのか?
たぶん原作を知らない人には、ちょっと意味不明なタイトルだし、この頃「サブウェイ・パニック」とか「パニック・イン・スタジアム」「パニック・イン・テキサスタワー」とかのパニック物が流行っていたからかもしれません。ちなみに日本では劇場未公開でソフト化もされていないのですが、『パニック・イン・テキサスタワー」もいい映画です。1966年テキサス大学で起きたテキサスタワー乱射事件を題材にしたもので、特殊部隊SWATが創設される契機となった事件でもあります。
映画『フルメタル・ジャケット』のなかで海兵隊の教官が「あの犯人は500ヤードの距離で柱の陰に隠れていた警官を撃ち抜いた。あいつはどこで射撃を習った? もちろん海兵隊だ!」と、叫ぶシーンがありました。
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2013年03月27日

「ジャックと天空の巨人」を観に・・・・。

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映画「ジャックと天空の巨人」を観に行ってまいりました。ご存じ童話「ジャックと豆の木」を基に実写化した、歴史冒険ファンタジー映画です。原作とはだいぶ違いますがCGもうまく映像もキレイで、なかなか面白かったです。巨人たちのキャラクターも不気味さを出しながらも、ちょっとユーモアがあり滑稽感がいい味を出しています。それにしても原作もそうですが映画を観終わった感想は、やっぱり姑息で罪深いのは人間だということですネ。「ジャックと豆の木」では雲の上にある巨人の城へ行ったジャックが、巨人の寝ている間に「金の卵を産む鶏」や「金銀の財宝」「しゃべるハープ」を盗んで逃げてきて裕福に暮らすお話。映画版でも巨人達を操って、独裁者になろうとする者がでてきたり・・・・。 アァ〜〜、罪深きは人間なり!
ちなみに「ジャックと豆の木」を見ると思いだすのが、缶詰コーンのキャラクター、グリーンジャイアント。
昔はTVCMもやっていましたが、最近は缶詰自体もあまり見かけなくなりました。

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2013年03月09日

タランティーノ版マカロニ・ウエスタン「ジャンゴ」最高!!

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今日はクエンティン・タランティーノ監督の『ジャンゴ 繋がれざる者』を観てまいりました。
まさにタランティーノ、「残虐シーン満載」のイタリア西部劇と「血飛沫ドパー」のB級バイオレンス映画を見事に融合。マカロニ・ウエスタンの父セルジオ・レオーネを彷彿させる最高のマカロニ西部活劇です!
主役のジェイミー・フォックスもかっこ良いし、なんといっても冷血非道な悪役のレオナルド・ディカプリオが最高です。またタランティーノらしく音楽の選曲も抜群! 彼が愛してやまないセルジオ・コルブッチ 監督の「続・荒野の用心棒」のテーマソング「さすらいのジャンゴ」をそのままオープニング曲にもってくるなんぞ、往年のマカロニ・ウエスタンファンにはこたえられない選曲でございます。おまけに「続・荒野の用心棒」ジャンゴ役のフランコ・ネロも登場するなんぞニクイ演出に涙です。
2時間40分と長い映画でしたが、最高に楽しめた1本でした。
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2013年02月16日

ヒューマンガスを崇拝する男達のメランコリックで切ない愛情物語。

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狂気の炎が全てを燃やす。彼らに残ったものはなんなのか・・・・

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コイツが荒野の支配者、そしてロックン・ロールの神様、そして世紀末の悪の帝王、ヒューマンガス様だ!
「誰もヒューマンガスに逆らうことはできない・・・・・」

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火炎放射器搭載のスーパー戦闘マシーン「メデューサ」
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昨年6月に公開された映画「ベルフラワー」。世紀末を夢み、「マッドマックス2」に登場する悪の首領ヒューマンガスを崇拝する男達の鮮烈な青春映画。
と言っても、モヒカンの暴走族や胸に七つの傷のあるケンシロウみたいのが出て来るバイオレンス・アクションムービーではございません。
映画公開時は賛否両論ありましたが、個人的にはこういう映画大好きですネ。
社会に順応できず、毎日アルコール漬けの退廃した生活を送る2人の青年。「マッドマックス」を愛し、「ヒューマンガス」を崇拝。自作の火炎放射器作りに没頭し、いつか「ヒューマンガス」になることを夢見た男達。
そんな彼らがたどり着いたのは火炎放射器で焼き尽くされた、哀しく切なく残酷な愛の結末・・・・。
新人エバン・グローデル監督が生み出した秀逸な作品です。ストーリー、映像、音楽、どれも最高!

そして映画に登場する火炎放射器搭載の戦闘用改造車「MEDUSA メデューサ」も必見ですネ。
映画「マッドマックス」に登場したV8、スーパーチャージャー搭載「特殊追跡車インターセプター」はオーストラリア・フォード製の「ファルコンXB」でしたが、「MEDUSA」は72年型の「ビュイック・スカイラーク」をベースに改造したもの。インターセプターと同じ、マットブラックに塗装されたボディにはシボレー455のエンジンを載せ、スーパーチャージャーを搭載。そしてトランクから突き出た2本のエキゾーストパイプからは紅蓮の炎を吹き上げる火炎放射器付き。
どっかの田舎のガキンチョの族車だと思われようが、こ〜〜ゆうバカバカシのがイイんですヨ!
「メデューサ」最高!!
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2012年12月25日

クリスマス映画ランキング1位の「素晴らしき哉、人生!」

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今月21日、アメリカ映画批評サイト「Rotten Tomatoes」が発表したクリスマス映画ランキングで1位となった1946年公開の「素晴らしき哉、人生!」。
アメリカでは今でもクリスマスシーズンにはTV放映される定番中の定番クリスマス映画! 
やっぱクリスマスの夜はこの映画でしょう!!
「アメリカの良心」と呼ばれたジェームス・ステュアート扮する主人公が絶望のどん底から這い上がり、家族と抱き合うシーンは何度観ても感泣ものです。
まさに古き良きアメリカ映画の傑作です。ジェームス・ステュアートといえば「グレン・ミラー物語」もイイですネ。ラストに流れる名曲「茶色の小瓶」のシーン、こちらも感泣ものです!
posted by ツルカメ at 22:21| Comment(0) | 映画のお話・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする