2012年11月29日

元祖おやじアクションスター「チャック・ノリス」は生きていた!!

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明日で上映終了とのことなので、駆け込みで観てまいりました! 「男祭り第2弾」エクペンタブルズ2!!
ブルース・リーと戦った元祖おやじアクションスター「チャック・ノリス」がスクリーン復活となれば、映画館で観ないワケにはいかないでしょう。
テキサスSWAT、そして地獄のヒーローのブラドック大佐は大のお気に入りでしたが、72歳という年齢を感じさせない若々しい顔つきを観て、おもわず涙が・・・・・・!!
おまけにチャック・ノリスが登場するシーンでは、BGMにエンニオ・モリコーネの「続/夕陽のガンマン」の曲が流れたりして、コリャ最高! 涙チョチョギレものです。
「男は黙ってガチ勝負!」 楽しさ満載、気分爽快の映画でした。
次回はぜひ、スティーヴン・セガールを加えてエクスペンタブルズ3を製作していただきたいものです。


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2012年11月24日

革命家チェ・ゲバラの原点がここに・・・・!

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ピュアなゲバラに出逢えます。
2004年公開の「モーターサイクル・ダイアリーズ」。偉大なる革命家チェ・ゲバラの青春時代の冒険旅行「チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記」をもとにロバート・レッドフォードが制作総指揮にあたった感動の青春ロードムービです。
1952年、医大生である24歳のエルネスト・ゲバラと友人のアルベルト・グラナードは1台のバイクにまたがり、12,425キロの南米大陸横断の旅にでかけます。貧しい国で出逢う様々な人々。満足な治療も受けられずに、死を待つしかない老婆。共産主義者であることから土地を奪われ、警察から逃げて生活をする夫婦。ハンセン病であるこから差別を受ける人々。
若きゲバラはこの旅を通して、社会的弱者の真実を目の当たりにし「革命家チェ・ゲバラ」として開眼していきます。

これは偉業の物語ではない
同じ大志と夢を持った2つの人生が
しばし併走した物語である
僕らの視野は狭く偏りすぎていただろうか?
僕らの結論は頑(かたく)なすぎたのか?
そうかもしれない
南米放浪の旅は想像以上に僕を変えた
少なくと もう昔の僕ではなくなっていた・・・!

映画のラストに流れるチェ・ゲバラの言葉です。

もう一人の主役、Norton model18
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この映画のもう一人の主役といってもいい、二人がのるオンボロの1939年式のイギリス製 ポテローサU(怪力号)ノートン model18。空冷OHV、490ccの単気筒マシンです。過酷なオフロード走行や幾度の転倒により、最終的にはブレーキワイヤーの切断により牛の群れに突っ込み、旅に出てから3,000キロの地点でスクラップとなってしまいます。決して乗りやすいバイクではないでしょうが、このノシタルジック感がたまらなくイイです!
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2012年10月21日

いつまで続くバイオハザード!?

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久々に暇ができたので港北の109CINEMASに「バイオハザードV・リトリビューション」を観に行きました。公開されて1ヶ月以上たつので映画館はガラガラ。ミニシアターとはいえ120名は入るのに、始まる直前まで観客は私一人。ちょっと寂しかったですが、後から高校生ぐらいの3人組がやってきたので一安心(でも貸切り状態でしたが・・・)。
前置きはど〜でもいいですが、理屈抜きに楽しめるこの手の映画は「スカッ!」としていいですネ。アンデッド軍団もますますパワーアップして、バイクを乗り回しながらマシンガンを乱射するは、ロケットランチャーはぶっ放すはと、なんでもアリ!?。特殊能力を奪われたアリスも以前と変わらない強さだし。おまけに前シリーズでお亡くなりになられた方々もオールキャストで勢揃い! もちろんアンブレラ社の特殊部隊「レイン」役の大好きなミシェル・ロドリゲスも再登場!「S.W.A.T. 」「アバター」「世界侵略: ロサンゼルス決戦 」「マチェーテ」等、パワフルな女兵士約はピッタシ!
中でも一番のお気に入りはマチェーテの「ルース」役です。

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ロバート・ロドリゲス監督おなじみの超B級オバカ映画の「マチェーテ」ですが、主演ダニー・トレホにスティーヴン・セガール、ロバート・デ・ニーロ、ドン・ジョンソン等と豪華出演人で最高に楽しめる映画です。

バイオハザードの話からだいぶそれてしまいましたが、次回作の「Y」でついに終了とか。シリーズをかさねるごとに興行収入も右肩上がりの映画で、おもしろさもパワーアップしていましたが、ラストがどうなるか見物です。ミシェル・ロドリゲスも次回にも登場するような終わりかただったし・・・・。

ちなみに「マチェーテ」も続編が来年公開。ミシェル・ロドリゲスはもちろん、メル・ギブソン、チャーリー・シーン、おまけにレディ・ガガが女優として初出演。こちらも楽しみです!!
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2012年10月19日

なんで野村萬斎なんだ・・・・・!?

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街角で見かけるこの「のぼうの城」のポスターやチラシを見る度に「なんで野村萬斎なんだ!?」と思ってしまうのは私だけ・・・・? 萬斎ファンにお叱りをうけてしまいそうだが、ど〜考えても原作に登場する大男の「のぼう様/成田長親」とは風体がまったくちがうだろ〜! まァ萬斎もヌボ〜とした感じの顔をしているが。
原作でも映画の中でも、たぶん一番の見せ場になる「浮き城」になった城の前に舟を繰り出し、滑稽な田楽舞いを踊るシーンのために、狂言師である萬斎のキャスティングが決まったのかも知れないが。 たしかに狂言師としての萬斎は素晴らしいと思うが(お父ちゃんの万作のほうが好きですが・・・)。夢枕獏原作の「陰陽師」が映画化になったときは楽しみにしていたが、映画はショボイし萬斎の清明もチョットなんだかな〜という感じてガッカリでしたが。

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そおいえば和田竜の「のぼうの城」も脚本として書いた「忍ぶの城」を自ら映画用としてノベライズしたもで、同じ題材を風野真知雄が「水の城ーいまだ落城せず」というタイトルで小説にしています。「のぼうの城」より面白いかも! 
そして「のぼうの城」を読んで思いだしたのが、酒見賢一の「墨攻(ぼっこう)」。こちらの舞台は春秋戦国時代の中国。陥落寸前の城を救うため墨家と呼ばれる超人的な軍事スペシャリストがたった一人で数十万の適に挑むというお話。「墨攻」もノベライズとして山本甲士が同じタイトルで本になっております。
また「のぼうの城」も「墨攻」もコミック版もあるし、映画にもなったし(アンディ・ラウ主演の映画は駄作でしたが)。果たして映画判 萬斎の「のぼうの城」はイカガなものか・・・・。



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2012年09月24日

禁断の聖地で出逢った二つの魂の物語。

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1997年公開の名匠ジャン=ジャック・アノー監督の「セブン・イヤーズ・イン・チベット」。アイガー北壁の初登頂に成功した実在のオーストリア登山家、ハインリヒ・ハラーの原作を映画化したもので、神秘的な禁断の地「チベット」を舞台にしたロマン溢れる感動の一大叙事詩です。主演はブラッド・ピット。 

アイガー北壁初登頂の功績によりドイツ遠征隊の一員としてヒマラヤ遠征に向かったハラーだが、第二次大戦の勃発により、イギリス軍の捕虜となり抑留されてしまう。その後、ヒマラヤ近くに抑留されたハラーは脱走に成功。命からがらの逃避行をつづけながら、ツァンチョクラ峠を越え、外国人の入国を一切禁じていた禁断の聖地チベットのラサへ逃れます。そして彼はそこで、当時14歳の好奇心旺盛なダライ・ラマ14世と運命的な出逢いを果たします。ダライ・ラマの家庭教師としてラサで過ごすハラーは、やがて荒んだ心にも変化が表れ、ダライ・ラマの魂に優しく包まれていきます・・・・・。

「変えられないことは悩まない。変えられることも悩まない」映画の中での言葉ですが、この素朴とも哲学的とも言えるフレーズにチベット人の精神が表れているのでしょう。 
いい映画です!(持ってるのはビデオなので、今度DVDを買おう!)

今年の11月に来日する予定のダライ・ラマ法王。中国からは相変わらずナンダカンダ言ってきているようだが、
映画の後半では中国共産党の中国人民解放軍によるチベットへの軍事侵攻が描かれています。とにかく悲惨な話です。
毛沢東ヨ! ど〜考えてもチベットは中国ではないだろう!
日本もウカウカしていてはいけないのです。

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2012年08月14日

終結させる事の難しさ、そして純粋が故の狂気。

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明日の終戦記念日を前に・・・・。
1967年8月に公開された、名匠 岡本喜八監督の「日本のいちばん長い日」。1945年(昭和20年)7月、アメリカ、イギリス、中国によるポツダム宣言の通告を黙視するという日本政府の不手際外交の結果、広島、長崎に原子爆弾が投下。そしてソ連の参戦という日本国家は正に存亡の危機にたたされる。
政府閣議では本土決戦にかける陸軍とそれを反対する海軍の軋轢により話がまとまらず、最終的に天皇陛下の御聖断を仰ぐことに。そして昭和20年8月14日、天皇陛下は御前会議において「戦争の継続は日本民族の滅亡を意味する。速やかに終結せしめたい」と苦渋の決断を下します。

ここから天皇陛下の玉音放送が流される翌15日の正午まで、日本のいちばん長い(ジャック・バウアーも真っ青の)緊迫した24時間が始まります。
純粋が結えに狂気と化した若き陸軍将校たちによる宮城(皇居)を占拠したクーデター事件、そして厚木飛行場の小園安名大佐の反乱。彼らはただ死んでいった300万の英霊を欺くことができなかっただけなのに・・・。
そして15日正午、全国すみずみの日本国民の耳に、天皇陛下のお声が粛々と流れます。

太平洋戦争に兵士として参加した日本人、1000万人。戦死者200万人。一般国民の死者100万人(5世帯に1人の割合で肉親を失う)。家を焼かれ、財産を失った者1500万人。そして焦土と化した日本国土。このような悲惨な状態で終わった戦争だが、終わりは新たなる始まりであるということを肝に命じられる映画です。
戦後、奇跡的な復興を遂げた日本。バブル崩壊やリーマンショック、そして3.11の大災害と今また瀕死の状態の日本だが、まだまだガンバラねば!



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2012年08月08日

本物が演じる、本物のネイチャームービー!

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2006年に公開されたフランス、カナダ、ドイツ、スイス、イタリア合作映画の「狩人と犬、最後の旅」。
個人的にディズニーなどの動物のネイチャードキュメント物は苦手でまったく観ませんが、この映画だけはDVDを購入してから7〜8回は観ているお気に入りです。フランスでは「皇帝ペンギン」や「ディープ・ブルー」をしのぐ興行成績を記録した、カナダの北極圏に実在する「最後の狩人(ラスト・トラッパー)」ノーマン・ウィンターの真実のドラマ。登場人物のノーマン・ウィンターや犬達はすべて本物が出演しているだけあって、その迫力あるリアルな映像はまさに圧巻。四季折々に見せるユーコンの壮大な景色と、大自然の中、動物狩猟を糧に生活しながらも、動物や自然には謙虚な姿勢で共存する最後の狩人「ノーマン・ウィンター」には感服です。
ドキュメンタリー映画のようですが、犬ぞりのシベリアン・ハスキーとの心温まる交流や、自然破壊等の問題を取り込んだストーリーで、主演のノーマンも言われなければシブイ役者さんで通用する、味わい深い演技が魅力です。なにより本物だけあって、そのカヌーさばきはお見事! 急流の中、カナディアンカヌーをさり気なく操る姿は何度観てもホレボレしちゃいます。(この映画を観る度に、庭に放置されたカヌーが愛おしくなります!)
映画の中でノーマンが町の人間に語った
「死んだらそれで終わり。 俺を探さないでくれ!
 死は命の受け渡し。 動物の死骸は他の動物の糧になる。 私も動物だ・・・。」
とても感慨深い言葉です。 
大自然が好きで、キャンプやカヌーや犬が好きな人にはお勧めな映画です。

ちなみに映画の中で、シブイ歌声の曲が流れますが、わたしの大好きレナード・コーエンの「By The Rivers Dark」という曲です。カナダの詩人、小説家、シンガーソングライターで今年78歳になるそのシブイ歌声が映画とマッチしてとっても最高!!。

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詩人、小説家、シンガーソングライター、そして臨済宗の僧籍をもつレナード・コーエン。悟りの境地に達した、その魂も揺さぶる歌声も必聴です!!。

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2012年06月23日

ワイルドだぜェ〜〜!!

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お気に入りのミニーちゃんのピンクの三輪車にまたがって雄叫びをあげる孫。しかしこれくらいの年齢の子供って、天真爛漫と言おうか、なんと言おうか・・・。道端の石は拾って舐めるわ、土は食うわ。まさに「ワイルドだぜェ〜〜!!」。
そんな孫の姿を見ていたらステッペンウルフの「Bom to Be Wild(ワイルドでいこう)」の曲をバックに、アメリカの大地を超ド派手なフルカスタムチョッパーのハレーで疾走するピーター・フォンダとデニス・ホッパーの「イージーライダー」を思い出してしまった。自由をもとめコカインの密輸で得た大金をハーレーのタンクに隠し、カリフォルニアからニューオリンズを旅する二人。しかし彼らに待ち受けていたものは、行く先々で出逢う人々からの思わぬ拒絶。 旅の途中で意気投合して一緒に旅するジャック・ニコルソンは彼らに「アメリカ人は自由を証明するためなら殺人も平気だ。個人の自由についてはいくらでもしゃべるが、自由な奴を見るのは怖いんだ・・・」というセリフをはく。まさに資本主義社会の矛盾と人間のもつ普遍的な闇を描いた名作です。公開から40年以上たちますが、その衝撃的なラストシーンのように、「自由」を叫ぶアメリカも我々もその本質は今も何も変わっていないでしょう。
「我が孫ヨ! なんのしがらみもない自由な時は今だけだゾ! おもう存分、自由を謳歌してくれ!」
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2012年04月16日

角川映画の最高傑作!? 魔界転生!

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山田風太郎の小説「魔界転生」を読んだら、映画をまた観たくなったのでTUTAYA100円レンタルで借りてきちゃいました。もちろん平成版ではなく、1981年公開の角川映画版ですヨ!やっぱしコレが最高です。さすが名匠 深作欣二がメガホンをとっただけのことはある映画です。千葉真一のハマリ役 柳生十兵衛に、妖艶の美しさがなんともいえない沢田研二の天草四郎。海外でも人気を呼び、タランティーノも絶賛したとか・・・。
そして天草四郎の衣装デザインは人形作家の辻村ジュサブロー、音楽は人間国宝の山本邦山と楽しみも色々です。
ラストの燃えさかる江戸城での十兵衛、四郎の一騎討ちのバックに流れる邦山のブルース・ジャズ・ロック風の尺八は最高です!
70年、80年代の角川春樹時代の角川映画は「勢い」があって面白かったのに・・・・・・。
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2011年09月07日

最高! 最笑! のゾンビ映画!?

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巨匠ジョージ・A・ ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を観て以来、ゾンビ映画フリークになった私ですが、近年のただグロいだけのゾンビ映画にはちょっとウンザリ気味でした。昨年公開されたこの「ゾンビランド」もど〜せB級ドタバタのゾンビ映画だろ〜と思って観ておりませんでしたが、これがナントおもしろいじゃないですか! 「ラブコメ・ロードムビー・ゾンビ映画」とでもいうのでしょうか。とにかく娯楽映画の要素をテンコ盛りにした痛快アドベンチャー・エンタティンメント作品です。小技の効いた映像処理も効果的で、なにより登場人物のキャラクター設定が最高です。胃弱で引きこもり青年のコロンバス、ちょい悪オヤジ風の最強テキサス男のタラハシー、そして男を手玉にとってしたたかに生きる美人詐欺姉妹のウィチタとリトルロック。最初はギクシャクしていた4人ですが、ゾンビがいない夢の遊園地を目指すことで、強い絆が結ばれていきます。いや〜、観終わった後に爽快感の残るゾンビ映画は初めてです。
ちなみにアフロヘアーの浅野忠信とハゲ頭の哀川翔の、痛快ドタバタ・格闘ゾンビ映画の「東京ゾンビ」も最高です!! こちらも強い絆で結ばれた男同士の愛と感動のサイバル・ロードムービでございます。
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2011年07月24日

人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。

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地デジチューナーをつなげたらTOKYO-MXがキレイに見えるようになったので、今日は仕事をしながら映画「月のひつじ」を観ることに。
2002年に公開されたオーストラリア映画の「月のひつじ」。原題は「The Dish」。邦題にしてもポスターやパッケージにしても、いかにも文部省推薦映画らしい絵柄になっていますが、子供が主役ではありません。オーストラリアの人口より羊の数の方が多い、パークスという片田舎の巨大パラボラアンテナが主役の実話にもとずいた映画です。1969年7月、人類初の月面着陸を目的に打ち上げられたアポロ11号。NASAは月面着陸を生中継しようと計画していましたが、その時間帯に月がアメリカの裏側におり電波が届かないため、オーストラリアのパークス天文台のパラボラアンテナに白羽の矢がたちます。天文台で働く人々は決してエリートではない、ただの人の良い技術者たちですが、数々の問題を解決しながら自分達の仕事に、そして自分達の街の誇りにかけて無事、アームストロングとオルドリンの月面着陸の様子を全世界に向けて発信させます。小品ではありますが、心温まるいい映画です。 私も小学生の時、この中継をテレビにかじりついて見ていたものです。アームストロング船長の「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」の名言には感動いたしました。 ちなみに42年前の今日24日は、このアポロ11号の司令船コロンビアが無事地球に帰還した日になります。
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2011年07月15日

時代劇にみるリアリティとは!?

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親父がチャンバラ映画好きだったせいか、私も小さい頃から片岡千恵蔵や阪東妻三郎、市川雷蔵、中村錦之助らの映画が大好きでよく観たものです。でもいつ頃からでしょう、なにか腑に落ちないものを感じるようになったのは・・・。時代物の小説や資料等を読むと、日本刀で人を切った場合2〜3人切ったら刃こぼれし、血脂が刀身に付き使いものにはならないとか、平和な江戸時代で、人を切ったことがある侍なんか、ほんの一握りしかいないとか・・・。たしかに娯楽映画であるチャンバラ映画にリアリティを求めるほうが、おかしいのかもしれませんが。でも西部劇や戦争映画を観ていても「お前の鉄砲は一体何発弾が出るんだ〜〜!!」っとつっこみたくなりますけどネ!。 やはり観客がシラケない程度のリアリティは必要でしょう!。 アンチ黒澤である私は、片岡千恵蔵主演の「十三人の刺客」や小林正樹監督の「切腹」が時代劇、いや日本映画の中でも傑作だと思います。多少の誇張は感じるものの、リアリティ感は抜群。そして山本周五郎の原作を黒澤明が脚本した最後の黒澤作品といえる「雨あがる」。小泉堯史が監督したことにより、黒澤にはない雰囲気がありこれもリアリティ感を感じる大好きな映画です。そして最近はやりの藤沢周平ものの時代劇。最初はなんで山田洋次が時代劇?っと思っておりましたが、「たそがれ清兵衛」を観てビックリ! 寅さんも大好きですが、この人こんな映画を創れるんだと感動いたしました。画面の隅々にまで神経がいきわたった細やかな演出。そして真田広之と舞踏家でもある田中泯さんとの決闘シーンは最高ですネ! そして先日DVDでやっと観た「必死剣 鳥刺し」。平山秀幸監督も山田洋次におとらず、淡々とした場面展開の中で見せる侍の生き様の演出は見事です。またトヨエツと吉川晃司(この人いつの間に、こんなにすばらしい役者さんになったのとビックリ!)の大男同士の決闘もなかなかの見物ですし、最後の最後に証される「必殺剣 鳥刺し」の妙技・・・・。  どの映画も派手さや面白みはないですが、真面目に、真剣に、そして丁寧な仕事っぷりに、「いや〜〜、いい仕事してますネ〜!!」って言いたくなります。今後の時代劇映画が楽しみです。
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2011年03月23日

スリーマイル島原発事故を予言した映画「チャイナシンドローム」

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連日の福島原発事故の報道を見るたびに、昔観た映画「チャイナシンドローム」を思い出します。1979年3月16日に公開され、その12日後にペンシルバニア州のスリーマイル島原子力発電所にて、実際に原発事故が発生してしまった曰く付きの映画。 
「チャイナシンドローム」とは映画の中でジョーク的に使われた言葉ですが、もしアメリカの原発でメルトダウン(炉心溶融)が起きたら、地球を突抜け反対の中国まで溶かしてしまうという喩えです。
映画では、電力会社やプラント建設会社のずさんな管理体制や利益追求による隠蔽から起きた人災事故なので、地震や津波による天災の福島原発事故とは比べることはできませんが、あらためてこの映画を観ると30年という月日が経っているのに、この映画が突きつける本質にゾッとさせられます。
本作品で一転シリアス路線になったジャック・レモンの、隠蔽体質の会社と戦う技術者役がスバラシ〜です!!。
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2010年12月25日

クリスマスにはこの映画!

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チャールズ・ディケンズ永遠の名作「クリスマス・キャロル」。クリスマスにはなぜか見たくなる映画です(1年に1度くらいは、これを見てスクルージのように自分の行動を見直し反省しないと・・・)。 しかしこのディズニーのクリスマス・キャロルの映像は凄いですネ。最初はなぜCGなの?っと思って見ていましたが、実写ではとうてい不可能な見事なカメラワークの演出に納得できます。
ストーリーもほぼディケンズの原作どおりで、今まで何本か見たクリスマス・キャロルの映画の中でも最高の出来だと思います。
唐突ですがここ数年、クリスマス・キャロルという映画を見るたびに、なぜか親鸞の悪人正機説の「善人なおもて往生を遂ぐ。いわんや悪人をや。」という言葉を思い出します。悪人正機説じたい様々に解釈されますが、「自分は『悪人』であると気付かされた者こそ、『真実』に目覚めさせられる」とするのが、「悪人正機説」の本質ではないかと思います。物語の中ではスクルージが3人の精霊によって、善人に生まれ変わりますが、神も仏もその根本の本質は同じものではないかと考えさせられます・・・・。
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2010年11月22日

鹿は一発で仕留める。 二発目は野心だ・・・!

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1979年に公開されたマイケル・チミノ監督の「ディア・ハンター」。
ヴェトナム戦争のさなか、ペンシルバニアの田舎町で暮らす主人公のマイケル(ロバート・デニーロ)は、休日ともなれば友人たちと鹿狩りに興ずる日々。そして彼の信条は「鹿は一発で仕留める」こと。友人たちは最新の連発式ライフルを使用するが彼は旧式の銃で、しかも使用する弾は一発のみ。その日の天候、風向き、獲物との距離、そしてあらゆる状況を分析したうえでの行動。過程が正しければ、導かれる結果は最良のはずである。もし一発で鹿を仕留める事ができなければ自分のとった行動が間違っており、二発目を撃つという事はただの野心に他ならない・・・と。 
あくまでもストイックに生き続ける主人公マイケル。そして彼の不屈の行動力が、友人たちと出兵した地獄のヴェトナムで、ベトコンの捕虜となりながらも友人たちを助け、行方不明となった親友を探すため再び一人混沌としたサイゴンへ向かいます。
青春や友情、そして愛までも変えてしまうヴェトナム戦争の狂気。そしてその狂気に一人静かに立ち向かっていくマイケル。
ラストのロシアンルーレットは衝撃的でありながら、美しくもあります。
  
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2010年10月31日

「武士に二言はござらぬが・・・」しょせんは哀しき人間なり。

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最近邦画も時代劇ブームのようですが、今まで観た時代劇でベストワンはと聞かれたら、迷わずこの「切腹」でしょうネ。
1962年の松竹映画で、監督は「人間の条件」等の社会派映画の巨匠 小林正樹。脚本は黒澤ファミリーの「羅生門」「七人の侍」等を手がけた橋本忍。63年のカンヌ国際映画賞では審査員特別賞を受賞。 物語は関ヶ原の合戦後、幕府によりお家取り潰しになり、食い詰め浪人となった半四郎(仲代達矢)が、武士らしく切腹をして死にたいので屋敷の庭先を借りたいと、井伊家の屋敷を訪れます。そして応対に出た井伊家 家老(三国連太郎)とのやりとりの内、次第に切腹したいという半四郎の衝撃的な真実が明かされていきます。小林正樹の重厚でリアリテイな演出、橋本忍のミステリー仕立ての脚本が生んだ傑作であり、本質を見失い大義名分に生きる武士と、武士でありながら哀しい人間の性に苦しむ『サムライ」の壮絶な物語です。
余談ながら先日、三池のリメイク「十三人の刺客」を観てきましたが、「ア〜〜!! 桜田門外の変を観ればヨカッタ!」というのが正直な感想です。 またよりによって今度はこの「切腹」をリメイクするんだとか。頼むから「エログロ・ナンセンス」にはしないでくれ〜!!
※上の画像はキューバで公開された時のポスターですが、斬新なデザインが気に入っています。
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2010年05月29日

誰が何と言おうと「座頭市」は勝新でしょ!!

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小学生の頃からの「座頭市」ファンにとっては、やっぱ「座頭市」は勝新太郎じゃなきゃダメでしょ!!もともと数十枚程度しかなかった子母澤寛の原作を26本ものシリーズ化に育てた勝新の功績は大きいと思いますヨ。
第1作の三隅研次監督の「座頭市物語」は小学生ながら感動しましたネ。敵役の「平手造酒」を演ずる天知茂もカッコよかったし、なんといっても勝新の仕込み杖から飛び出す「逆手切り」の居合いの立ち回りは圧巻です。
22作目となるこの「新座頭市・破れ唐人剣」は20作目の三船敏郎との共演で座頭市シーリズ中で大ヒットとなった「座頭市と用心棒」と並ぶ異色作品になっております。
日本ではまだカンフー映画が流行る前、香港映画界では「片腕必殺剣」シリーズのヒットで大スターにあった王羽(ジミー・ウォング)との共演作品です。
カンフーアクション+居合い切りの痛快チャンバラムービー。日本ではまだ見向きもしなかったカンフー映画を座頭市に取り入れた勝新のプロデュース力にも脱帽です。
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2010年03月30日

「信仰」と「狂信」そして「愛」と「性欲」の物語。

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なんとか小説を読み終えたので映画版の「薔薇の名前」を観ました。といっても観るのは2回目なのですが、そうとう昔だったのでほとんど憶えておりませんでした。監督は巨匠ジャン=ジャック・アノー。「セブン・イヤーズ・イン・チベット」では若きダライ.ラマとチベット動乱を描き、「スターリンググラード」ではソ連の伝説のスナイパーを濃密に描写した大好きな監督です。「薔薇の名前」では主役のフランチェスコ会修道士のウィリヤムには「ショーン・コネリー」そして弟子のベネディクト会見習修道士のアドソには当時まだ17歳の「クリスチャン・スレーター」を起用。なんといってもショーン・コネリーがとっても渋くてイイ味を醸し出しております。「007」のころはあんまり好きではなかったですが、この人ホントにいい歳の取り方をしたなァ〜とうらやましく思います。内容の方はあれだけのボリュームの小説を2時間にまとめたにもかかわらず、歴史背景や教会の重厚さがうまく表現されてており多少のストーリーの違いはありますが、小説を読んだ後に観ても面白いです。
てっいうか、小説を読んだ後に観た方がいいですネ。小説には書かれていませんが、ラスト近くで弟子のアドソが奇跡を願って聖母マリヤ像に祈るシーンがありますが、「あ〜なるほどネ!」こういう解釈の仕方があるんだと納得いたしました。
小説の最後は「過ギニシ薔薇ハタダ名前ノミ、虚シキソノ名ガ今ニ残レリ」という詩で終わっているのでが、タイトルの「薔薇の名前」がなんのことだか良くわからなかったのですが映画を観て自分なりに理解でしました。
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2010年02月21日

ミッキー・ローク、起死回生なるか!?

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ミッキー・ロークの久々の主演映画『レスラー」をやっとレンタルして見ました。脇役ではチョイチョイ映画には出ていましたが、ついに本格復帰を果たしたという感じですネ。数十年前の『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」の頃は甘いマスクでカッチョよかったですが、この映画「レスラー」の主人公と同じに、人生の苦渋が顔に表れて、その存在感に圧倒されます。映画自体も第65回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞しただけあって見応え十分で、悲壮感漂う中年プロレスラーの悲哀さにグットきますヨ。今後のミッキー・ロークに期待しましょう!!
そおいえばシルヴェスター・スタローン監督・主演の映画「ジ・エクスペンタブルズ」という映画にミッキー・ロークも出演するそうですが、この映画の出演者が凄いのですヨ!
『ジェット・リー」に『ジェイソン・ステイサム」「ドルフ・ラングレン」「アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ」そしてチョイ役ですが「ブルース・ウィルス」に「アーノルド・シュワルツェネッガー」。アクション映画好きにはたまりませんネ〜!!
どうせなら「ジャン・クロード・ヴァン・ダム」や「スティーブン・セガール」も出ればよいのに・・・・。
posted by ツルカメ at 00:43| Comment(0) | 映画のお話・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月21日

ウォン・カーウァイ節健在・・・・!?

ブルーベリー.jpg
先日テレビを見ていたら、ノラ・ジョーンズが生放送の番組で歌っておりました。きれいな歌声ですネ。そういえば彼女が主演している「マイ・ブルーベリー・ナイツ」のDVDを借りたまま見ていなかったナァ〜と思い出し、やっとこさ見ました。実は監督のウォン・カーウァイが大好きで大好きで・・・。特に「楽園の瑕」と「花様年華」は何十回見た事か。
しかし「2046」がお気に入りの「花様年華」の続編ということで期待して見たのですが、ちょっとというか、かなり肩透かしでガックリ!! それ以降オムニバス映画とか上映されていましたが見ずじまいでした。 そんなこんなで恐る恐る見た「マイ・ブルーベリー・ナイツ」。失恋したノラ・ジョーンズ扮する主人公が自分探しの旅に出る、ロードムービー仕立てのラブストーリーです。「楽園の瑕」や「花様年華」のような難解な構成や密度の濃さはないものの、カーウァイ独特のスタイリッシュ感は健在です。音楽もいいですし。
次回作がちょっと楽しみになりました。
posted by ツルカメ at 00:13| Comment(2) | 映画のお話・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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