2016年11月22日

江戸時代に「心中ブーム」を起こした近松門左衛門

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享保9年11月22日は、浄瑠璃及び歌舞伎の作者 近松門左衛門の忌日となります。
近松の代表作といったら、やはり女郎お初と醤油屋の手代 徳兵衛の実際の心中事件をモデルにした「曾根崎心中」ですかネ!
やむに止まれず、死への旅出に赴く若い恋人たちの切ない心情が、三味線の伴奏と、太夫(たゆう)の名調子の語り手の節に合わせて演じら、哀しい愛の逃避行のお話は空前の大ヒット。
300年以上たった今日でも、浄瑠璃や歌舞伎で繰り返し上演される名作となりました。

この世の名残、夜も名残。
死にに行く身をたとふれば、
あだしが原の道の霜、
一足づつに消えていく、
夢の夢こそあはれなれ・・・・


若い恋人たちの切ない逃避行を語った近松の「道行」が涙を誘います。

江戸時代には、あまりの人気で実際に心中する恋人たちが増えて、幕府より上演禁止令が出る始末。
そして心中で、女が生き残ったら「非人」に。男が生き残ったら、治療した後「死罪」になったとか。
しかし、この裁きで喜んだのが心中しようとする女性たち。
心中では、まず男が女性を殺してから自害するわけですが、万一 男が生き残っても、「お上」が男を殺してくれるから・・・・・・・。
う〜〜ん、女性の情念は恐ろしいのです。





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2016年11月21日

黄昏どきに猫二匹・・・・・

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今年の夏、廃屋が撤去され更地になっていた場所は、一面枯れすすきに覆われています。
黄昏どき、その枯れ野原の中に、寂しげな子猫が二匹・・・・・。

すすきを漢字で書くと「薄」「芒」。
漢字で書くと、よけい儚げなイメージです。

昔、「船頭小唄」という題名で大ヒットした野口雨情が作詞した民謡があります。

己(おれ)は河原の 枯れ芒(すすき)
同じお前も かれ芒
どうせ二人は この世では
花の咲かない 枯れ芒

死ぬも生きるも ねえお前
水の流れに 何変(かわ)ろ
己もお前も 利根川の
船の船頭で 暮らそうよ

枯れた真菰(まこも)に 照らしてる
潮来(いたこ)出島(でじま)の お月さん
わたしゃこれから 利根川の
船の船頭で 暮らすのよ

なぜに冷たい 吹く風が
枯れた芒の 二人ゆえ
熱(あつ)い涙の 出た時は
汲んでお呉れよ お月さん・・・・・

森繁久彌さんが、東映映画「雨情物語」の主題歌としても歌っておりましたが、
人生の哀愁を感じますネ〜〜。



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2016年11月20日

The Fog

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朝、5時半。
玄関を出ると、そこは霧につつまれた異次元のような世界。
見慣れた風景が、ちょっと不気味に感じます。
薄暗い霧の中を歩いていたら、霧の中から亡者たちが復讐に現われる、ジョン・カーペンターの映画「ザ・フォッグ」を思い出しちゃいました・・・・・・・。

posted by ツルカメ at 22:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月19日

今日は朝から冷たい雨・・・・・・

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宿根アサガオに降り注ぐ冷たい雨・・・・

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山苔に降り注ぐ冷たい雨・・・・

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そして寒椿の花びらにも・・・・


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2016年11月01日

清々しい秋晴れに・・・・・

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昨夜の未明から降り続いた雨。
午前中には降り止み、大きな水溜りには顔を出したお日様と、きれいな青空が写り込んでいます。

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秋晴れの青空には、「美しい巻積雲(けんせきうん)/うろこ雲」が姿を表しました。


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2016年10月19日

幽霊の正体見たり枯れ尾花

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やっと秋らしく涼しくなってきたと思ったら、昨日、今日はまた夏のような暑さに。
天気予報によると明日は、もっと暑くなるとか・・・・。
温度差に体がついていきません!!

自宅前の公園には、秋の七草の一つであるススキが風に吹かれてユラユラと。

ススキと言えば、「幽霊の正体見たり枯れ尾花(おばな)」
尾花とはススキの花穂が獣の尾に似ていることから付けられた別名ですが、幽霊でも見たら背筋がゾ〜〜っとして涼しくなるかも!!

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2016年10月18日

アルコール依存症で死んだ小早川 秀秋

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浮世絵:月岡芳年 「魁題百撰相 金吾中納言秀秋」
大谷刑部の祟りに怯える秀秋

関ヶ原の戦いで、豊臣家を滅亡に追い込んだキーパソンともいえる小早川秀秋(こばやかわひであき)。
彼は慶長7年の10月18日、21歳という若さで急死いたします。
その死があまりにも急であったため世間では、合戦の際に秀秋の裏切りにより自害した大谷刑部(おおたにぎょうぶ)の祟りによって狂乱のはて死亡したという噂が広がりました。
実際に大谷刑部は自害する際に、秀秋の陣地に向かって「人面獣心なり。三年の間に祟りをなさん」と叫びながら切腹したとか・・・・・・。

それにしても月岡芳年が描いた大谷刑部の「恨めしい」顔は恐ろしいですネ〜。
大谷刑部といえば、白頭巾で顔を隠した戦国武将というイメージですが、若い頃から難病(ハンセン病または梅毒)で苦しんでおり、くずれた顔が一段と恐怖を煽ります。
秀秋もさぞかし恐ろしかったでしょうね。

でも秀秋の実際の死因は、幼い頃からの酒の飲み過ぎによるアルコール依存症が原因だそうです。
TVなどで描かれる秀秋は、ほとんどが優柔不断な武将のイメージですが、後世において、こんな風に語り継がれるのも、ちょっと可哀想ですね。





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2016年10月02日

川崎 有馬神明神社の例大祭 Part2

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今日は絶好の祭り日和!!
有馬神明神社の巨大神輿も、真夏のような日差しの中を、煌びやかに輝きながらの「神輿渡御」でした。

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2016年10月01日

川崎 有馬神明神社の例大祭

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地元、有馬神明神社の例大祭の宵宮祭り見学へ

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明日は、神明神社が誇る巨大神輿の神輿渡御。

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焼き鳥のい〜い香りが・・・・・。

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スーパーボールすくいに興ずる孫

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恒例の「のど自慢大会」の始まりです・・・・。

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2016年09月27日

渋谷へ「万華鏡展」を見に・・・・・。

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渋谷Bunkamura Galleryへ「万華鏡展」を見に行ってきました。
今年で万華鏡が誕生して200年になるそうです。

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2016年 万華鏡世界大会 最優勝賞受賞作品 山本光司 「BREWSTER & LIGHTHOUSE」

万華鏡といったら、奇麗な千代紙に巻かれた玩具を想像しますが、展示会のものはどれも目を見張る芸術品ばかり。万華鏡の中に見える世界は、「美しく儚い、幻想の一瞬」。あきることの無い万華鏡の世界は素晴らしいものです。


posted by ツルカメ at 23:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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